前回は「中学受験生が塾に通い始める時期〜「いつから」と受験・初期に成績が劣る場合・じっくり学んで挽回・志望校の選択と子どもの「行きたい!」と強く思う気持ち〜」の話でした。
いつから塾へ行くのが良いか:スタートダッシュの時期
子どもが中学受験をすることになり、塾へ行く場合、
いつから
塾へ行くのが良いか?
とか、
いつから
塾へ行くべきか?
という話になります。
それは、
早くスタートした方が、
有利になるに決まっている!
という考え方に基づくでしょう。
そして、
塾へ行くのが遅かったり、受験準備のスタートが
遅いと、周囲の子より遅れてしまう・・・
という親の危機感があるでしょう。
小学校4年生から行けば、基本的に小学校3年生から通っている子よりも出遅れます。
小学校5年生から行けば、基本的に小学校4年生から通っている子よりも出遅れます。
こう考えると、
それでは、うちの子は
小学校1年生から塾へ行かせよう!
と、お考えの方もいらっしゃると思いますし、実際にそうしているご家庭もあると思います。
それぞれの家庭お考えですから、「いつ・何が良いか?」は、答えがないと思います。
中学受験を意識し始めた頃:日曜教室
出遅れていても、出遅れていなくても「最終目的は志望校に合格すること」です。
今回は、僕自身の経験をもとに、「出遅れても大丈夫!挽回しよう!」の話です。
僕は、1990年に中学受験をしました。
だいぶ昔なので、
30年以上も前だから、
今はだいぶ違うでしょう・・・
と、お考えの方もいらっしゃるかもしれません。
僕は、「状況がだいぶ違っても、本質的には大きく変わらない」と考えます。
小学校4年の12月から、四谷大塚の日曜教室に「通っていた」僕。
最初は、よく意味が分かりません。
なんで、毎週テスト受けなければ
ならないの?
普通の子どもは、こう感じるのが普通でしょう。
そして、日曜教室に「通っていた」というより、「通わされていた」僕。
毎週毎週テストで、木曜日頃には添削されて、成績優秀者が掲載された「週報」が届きます。
今も四谷大塚は有名で大規模ですが、当時は猛烈な勢いでした。
まずは四谷大塚、
みんな四谷大塚!
そんな感じでした。
「間に合わない」ではなく「挽回・合格すれば良い」のポジティブな気持ち
「毎週テスト」の大変な中、「小学校とは違う環境」に、子ども心に
小学校と全然違って、
面白いところもある・・・
と感じるようになります。
とにかく、小学校の環境とは「全く異質な環境」です。
そして、「全く異質な友人」たちができます。
それはそれなりに楽しい面もありますが、やはりあのテストは「苦痛」でした。
成績優秀ならいいのですが、そうでもなかったのです。
そして、ついに「武蔵中学受験」を決意します。
よし、武蔵中学を
目指そう!
当時武蔵中学に、最も多く合格者を出していた学習指導会に入塾しました。
小学校5年生(新小学校6年生)の2月でした。
「武蔵中学が大変困難な目標」であることは、子ども心に、
武蔵中学って、
とっても難しいみたいだけど・・・
なんとなく分かっていました。
つまり、「受験する一年前」に「本格的に塾へゆき始めた」のです。
それまで学習指導会の講習には行っていましたが、正式に入るのはここからです。
決戦は
一年後!
ですが、
ちょっと、
出遅れているかな?
というのは自覚していた僕でした。
ここから頑張って、
一気に挽回だ!
と奮起する気持ちで最初の日、向かったのです。
小学校四年生から「中学受験スタート」していた一方、まだ「本格化」していなかった僕。
「受験一年前」の新小学校6年生の2月から「本格化」して「スタートダッシュ」となりました。
気持ちは大事なので、ぜひ子どもにも「強い気持ち」を持ってもらいましょう。
ポジティブな気持ちは、やる気を増進し学力が高まって、テストの成績も上がってゆくでしょう。
仮に「少し出遅れていて、他の子より成績が見劣りする」場合。
「試験当日までに挽回し、合格すれば良い」のです。
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