文章題のイメージトレーニング〜内容を具体的にイメージ・理解・複数の科目を横断して学力アップ・育む複眼的思考・問題9〜|中学受験・算数実践27

前回は「回転移動する図形が「分からない」から「分かる」考え方〜図形の中に新たに平行な線を引く・相似形を作り出す・相似形が作れれば「なんとかなる」姿勢・図形の発想を磨く・自分で補助線を引いて試行錯誤・問題8(4)解法B〜」の話でした。

目次

文章題のイメージトレーニング:内容を具体的にイメージ・理解

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オリジナル文章題9を考えてみましょう。

類題はあるでしょう。

難易度はやや難で、整数問題のまとめにちょうど良いです。

複数の科目を横断して学力アップ:育む複眼的思考

入れ替えの問題(新教育紀行)

以前、「おもりを入れ替える」文章題を考えました。

今回は「硬貨を間違えて・・・」という問題ですが、具体的な内容をイメージしましょう。

数える時に、
「逆にして、間違えちゃった」んだね・・・

これは、どういう
ことなんだろう・・・

算数の文章題は、「状況を理解すること」が最も大事です。

出題者は様々な工夫を凝らして、文章題を作成しているでしょう。

この算数の問題は、
ここがポイントなんだけど・・・

ここは、こういう表現にして、
しっかり理解する力を問いたい・・・

状況を理解する力は、算数の力に限らないでしょう。

それは、理科・社会・国語など他の科目でも重要な力です。

記述問題への大事な姿勢:特攻隊員の気持ち(新教育紀行)

国語の記述問題で「話の中の本人になりきってみる」話をご紹介しました。

記述問題への大事な姿勢:特攻隊員の気持ち(新教育紀行)

ストーリーの登場人物を「客観的にみる」のではなく、「自分がそこにいる」イメージです。

特に受験期間後期には、算数を勉強する際は「応用力を伸ばす」ようにしましょう。

そのためには、「算数を学ぶ」姿勢よりも「各科目を横断的に学ぶ姿勢」が良いでしょう。

「算数の文章題を理解する力」は、「具体的状況をイメージする力」です。

そして、その力は他の科目でも重要です。

数える時に、
「逆にして、間違えた」ってなんだろう?

文章題の意味が掴みにくい時は、具体的にイメージしてみましょう。

自分が実際に「硬貨の枚数を逆に計算」したことをイメージしましょう。

そして、

ポイントになることは、
何かな・・・

と文章題の「大事なポイント」に気づくように具体的に考えてみましょう。

算数の文章題への取り組み方

・具体的に状況をイメージ

・「ポイントとなる」ことを探す

・「各科目を横断的に学ぶ姿勢」で、算数以外の学力もアップ

次回、解法をお知らせします。

新教育紀行

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