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記述式試験へのベストな姿勢|中学受験の記述式

前回は「質問ご回答 3〜記述式問題攻略法:記述問題に対する考え方と高得点への道〜」の話でした。

武蔵中学・高校には多くの名物先生がいました。

音楽のK先生は、武蔵イズムを具現化したような先生でした。

まさに超名物先生で、かつては校長を勤められました。

K先生は中高6年間の間に、授業の選択にもよりますが4年ほど教わる生徒が多いです。

その強烈な風貌と、強い教育理念から数多くの武蔵生に絶大な影響を与え続けました。

僕は音楽を聴いたり考えることは好きです。

武蔵では中学1年からレポートが多いことで有名です。

中学1年から多数のレポートを出すことになり、あまり慣れないうちでもなんとか自分で調べて、考えて「自分なりの考え」を表した書類の提出を求められます。

物理や化学では「答えがある」レポートとなりますが、「その答えを自分なりに考え、考え方を構築して、きちんとした体裁にして提出すること」が求められます。

社会でも「答えがある」場合がありますが、歴史などにおいては事実があっても真相は分からないことは多いですから、「答えがない」ことに対して、「自分なりに考えて、表現する」ことが求められます。

「間違っていても、自分で考える」ことを最重視する教育です。

K先生の音楽の時間では、モーツァルトを聴いたり、オペラの「オセロウ」を鑑賞して「自分なりに感じたこと」をレポートにまとめて提出することを求められます。

「感じたこと」ですから「正解」はないのです。

人それぞれであり、その「個性を出してレポートを書く」のです。

中学3年生の時、「モーツァルトについてレポートを書きなさい」という課題がありました。

生徒がレポートを出した後、一通り読んで評価を書いて返却してくれたK先生の言葉は、30年近く経過した今でも明確に覚えています。

次のような話でした。

モーツァルトに関して君たちが色々と調べたり、
本などに書いてあることを自分なりにまとめたり、
書くことは良い。
君たちの勉強になるからだ。
ただし、そればかりダラダラとレポートに書くな!
私はモーツァルトのことは、人生も音楽も全て知っている。
私が聞きたいのは、君たちの意見なんだ!

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これを聞いて、衝撃を受けた中学3年の僕は改めて考えました。

そうなんだ!

それ以来、僕はレポートにおいては自分の意見をより強く書くようになりました。

武蔵中学の入試において記述式がほとんどである理由は、このK先生の考え方が端的に現しています。

小学校6年生の子どもが「何を知っている」「何が出来る」には、あまり興味がないのです。

「出来ること」「知っていること」は大事なことです。

それ以上に大事なことは「自分で考えること」であることを重視している武蔵の理念が現れているのです。

「正解がある」算数や理科の記述式問題に対しても、「正しい答えが一つではなく、自分の意見を書く」社会や国語の記述式問題に対しても、「自分の考え」を、はっきりと書きましょう。

むしろ、堂々と「僕(私)はこう思います」と書きましょう。

「面白いね」となって、良い点がつくことは間違いありません。

採点者が「面白い」と感じたら、結構良い点がもらえる可能性も高いです。

志望する中学校の教育理念は、概要で良いので把握しておきましょう。

ホームページや資料で一生懸命、各校は教育理念を発信しています。

理念を大雑把でも理解し、それに合う姿勢・考え方で直前期は過ごすのが良いでしょう。

「あなた(志望者のお子様)はどういう考え方をしますか?」「あなたは自分で考えることができて、この中学・高校に入って成長する人材ですか?」と試験の形式で聞いているのです。

聞かれている以上、思い切って「僕(私)はこのように考えることが出来る人間です!」と表現しましょう。

それが大いに合格へつながる道となるでしょう!

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