前回は「算数実践57〜問題 10(4)解き方B・面積と辺の比〜」の話でした。
今回は続きの(5)です。
目次
問題10(5)


グラフを考える大事さ
(1)〜(4)までは原題に従い「正三角形の面積=125」でしたが、「正三角形の面積=100」と変更しました。
全体の面積を変えることは、問題の連続性が損なわれますが、「面積の割合」が大事と考えました。
ご了承下さい。
この問題は、小学生の範囲を超えています。
「面積の変化する数式を導いてください」や「面積のグラフを描いてください」なら中学生の問題になります。
そのため、ここでは「グラフのおよその形(概形)を描いてください」としました。
「大体の形」で良いのです。
曲線のグラフは、理科でよくあります。
その意味においては、「最難関校で、出題の可能性はある」と考えます。
これは、
全然分からないよ
という方は、今後ご紹介する話をご理解いただければ良いでしょう。
グラフを理解しよう
この問題のポイントは、グラフの概形を描くだけではなく、「なぜその形になったのか」の理由を書くことです。
算数・理科において、「理由」は非常に大事なことです。
グラフを描く機会は、小学校では少ないと思います。
理科の実験問題でグラフが出てきたら、「グラフを理解」する大事さの話をしました。
また、これまで「寄り道」と(4)で、三角形FCHの面積の何箇所かでの面積(割合)を考えました。
それを参考に、
こんな感じかしら
こんな感じに
なるのかなあ
あまり難しく考えず、気軽に考えてみてください。