前回は「受験の方針と様々な費用 1」の話でした。
家庭の経済状況と学校の偏差値が「概ね比例している」話でした。

中学受験に限らず、受験はお金がかかります。
塾に行っている子供にとっては、「好きで行っているわけではない」子がほとんどです。
大抵の子は「行かされている」のですから、親の支払う費用など「関係ない」のです。
それは子供側の論理に立ったら、致し方ない話でもあります。
塾で友達ができると結構楽しいので、小学校低学年〜中学年くらいで「まだ受験が本格化していない」時は、「塾も楽しい」と思うお子様もいらっしゃるかもしれません。
参考書やテキストは、それほど高価ではありませんが、塾は毎月お金がかかります。
さらに講習の時もまとめてお金がかかって、後半は色々な模試も出てきて、お金がどんどんかかってゆきます。
親御様にとっては、大変な苦労となります。

ただ、子どもに
大変なんだから、
頑張れ!
と言っても、子どもが「望んだ環境」かどうかは分かりません。
子供にとっては
そう言われても・・・・・
となってしまいます。
「頑張れ!」と言われても、大抵のお子様は「すでに頑張っている」のです。
良いところ・出来ているところは褒めてあげましょう。
コスパという言葉は、僕はあまり好きではないのですが、やはりある程度の費用対効果は欲しいです。
それぞれのご家庭で塾をお決めになっているならば、「他の塾のこと」はあまり気にしない方が良いでしょう。
お任せした塾の方針に乗ってゆきましょう。
新6年生の今、お子様ともう一度、塾の雰囲気・先生との相性などを最終確認しましょう。
決めたら「もう変更しない」のが良いでしょう。
「合わない」なら今すぐにでも、早めに変更しましょう。
「変更する」のはお金も労力もかかり、方針変更は子供にとって「非常に大きな負担」となり、最も避けるべき事です。
コスパを求めるならば、算数は「中学への算数」がベストです。
一年購読しても2万円未満で、非常に高密度・良い解法・優れた考え方ばかりで「コスパ最強」です。
塾の教え方の上手い先生、良い参考書・問題集などがたくさんあります。
肝心なことは「学んだことを吸収して、自分ができるようになること」です。
4月号は、あまりに良い問題・解法が多かったので大事にとっておいて、時々復習すると良いでしょう。