前回は「『合格を目指す』と『偏差値を上げる』こと 1〜伸びしろをつくる〜」の話でした。
下記記事に関する話です。

この内容は「偏差値28から受験に合格した人のメソッドを真似れば、偏差値が上がる」ように感じられてしまいます。
合格するのは「志望校のレベル」にもよりますが、なかなか一気に学力を上げるのは難しいのが事実です。
学力を上げる勉強の仕方は算数・理科・社会(歴史)に関しては、個別にご紹介しています。

様々な情報が溢れていて、「偏差値35から・・・・・」とかの本や記事を読むと、
うちの息子(娘)も真似をすれば、
グーッと偏差値が上がるかも。
と誤解してしまうかもしれません。
親の気持ちとしてはよくわかりますが、「グーッと短期間で上がる」のは、なかなかありません。
基本的に「暗記などを上手く覚えたら、暗記問題は分かるようになって、点数も少し上がる」などです。
例外的に、算数では「グーッと上がる」時期が来ることがあります。
それは「潜在的に上昇していた学力が、様々な点と点がつながって伸びる」ことです。
「短期間で、効率良く」ということではありません。
難関校〜の応用問題は「一気に上げる」は事実上不可能です。
塾の先生の教え方や参考書などの考え方が好きなら、その内容をきちんと習得して「自分のもの」にしましょう。
あるいは、本記事でご紹介している「中学への算数」の考え方をご参考に手を動かしてみましょう。
考え方を習得して「自分で出来るようになる」ことを明確に意識しましょう。
「ひたすら手を動かして描く」のではなく「考えながら」「理解しながら」手を動かしましょう。
遠回りに感じるかも知れませんが、この勉強は非常に大事で、結局は近道です。
やっているうちに理解が早くなって、学力が上がりますから、慌てずに少しずつ・着実にやってみましょう。