中学・高校での成長 1〜部活に入ろう〜|中学高校紀行

前回は「中学・高校での学び 4」の話でした。

西郷隆盛はじめとする、薩摩藩出身の維新の元勲たちの原動力となった郷中教育。

この郷中教育が、「理想の教育像の一つ」であると思います。

対して、義務教育として小学校6年間・中学校3年間があり、それから高校3年間・・・と、分割されている現代の教育。

様々な学年の生徒が触れ合う多大なメリットは、あるものの現実として「郷中教育のような教育」は不可能です。

西郷 隆盛(国立国会図書館)

小学校において、小学校4年生くらいから部活動で、お兄さん・お姉さんと触れる機会がありますが、お互い気にしてしまい、あまり接しません。

更に、中学受験をする生徒にとっては、「他の学年の方との接点」など言っていられない現実もあります。

ならば、中高一貫校の中学・高校での6年間の間に、「様々な学年の生徒と触れ合う機会」を持つのが最良です。

そして、その機会は「部活動」となります。

高校の後に、「様々な学年の方と触れ合う機会」は、大学のサークル・部活動があります。

大学になると、思春期で個性が固まってしまった後なので、「上の学年の方から影響を受ける」度合いは小さくなります。

サークル・部活動以外には、特に理科系の研究室がありますが、この研究室の上下関係も閉塞的な面もあり、良し悪しが分かれる面があります。

いずれにしても、大学以降に「上の学年の方に私淑する」ことはあっても、それは「専門領域の考え方」などがメインです。

そして、大学以降は「個性等において、多大な影響を受ける環境にはない」と言えます。

最近の部活動は、「少し下向き傾向にある」と聞くことがあります。

それは、「大学受験を考えると、部活動に入るより塾に行っていた方が良い」と考える方もいらっしゃるようです。

中学・高校の先生方にとっても、授業においては学習指導要領等があり、「ある程度は定められたルール」の枠組があるでしょう。

対して、「部活動」こそは、「かなりの裁量権がある」と考えられます。

郷中教育のような「自治教育」とまで行かなくても、ある程度「生徒同士の自主活動」に委ねられます。

そのような機会のある、部活動には、是非とも入って欲しい。

すでに入部している方は、上のお兄さん・お姉さん、下の弟・妹との触れ合いをより楽しんで、今後の人生に活かして欲しい。

入部していない方は、僕が中高生の頃、中高では「帰宅部」と呼ばれていました。

その呼び方の是非はともかく、ぜひ、短い間でも入って欲しいと思います。

思春期の一年は、その後の数年に匹敵する可能性もあるからです。

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