二つの正方形と図形問題を得意になるコツ・ポイント〜図形の性質を理解・早めに過去問と入試問題と向き合う大事さ・目標を理解して合格へ大きく前進・問題 13〜|中学受験・武蔵中・算数実践81

前回は「3つの食塩水を「混ぜる」がわかるコツ・ポイント〜3つの重さがある「てんびん」・計算は出来るだけ簡単にする・約数を考えて計算ミスを減らす・大小関係は大まかに考える・問題 12解法〜」の話でした。

目次

問題 13

問題13:二つの正方形(新教育紀行)
問題13:二つの正方形(新教育紀行)

早めに過去問と入試問題と向き合う大事さ

学びへの視線(新教育紀行)

早めに過去問・入試問題をやってみると「目標が具体的になる」効果があります。

学びへの視線(新教育紀行)

2階には一気に上がれないので、階段を登ってゆく話をご紹介しました。

ここで、「3mほどの一気にジャンプできない高さ」を分割して20cm(200mm)くらいに分けます。

すると、大体「階段一段の高さ」となるので、小さな子どもも上がることが可能です。

学びへの視線(新教育紀行)

ここで、「2階に上ろうと考えないと、2階には行かない」のが現実です。

本当は「2階に上がらなければならない」のに、1階で右往左往する方もいるかもしれません。

過去問は「出来るか出来ないかをチェックする」ための問題ではなく、「学力を上げるため」の問題です。

特に算数は、早めにどんどんやってみましょう。

まだ、
算数は分からないところが多いけど・・・

そういう方も多いと思いますが、「どういう問題が実際に出るか」を知ることは大事です。

目標を理解して合格へ大きく前進

松下幸之助社長・パナソニック創業者(Wikipedia)

多くの家庭にはパナソニックの製品があります。

なんとしても2階へ上がりたい・・・
どうしても2階へ上がろう・・・

この熱意がハシゴを思いつかせ、
階段をつくり上げる!

「上がっても上がらなくても」と考えている人の頭からは、
決してハシゴは生まれない。

松下幸之助氏がこのように言っている通り、「なんとしても上がる」という意志が大事です。

同様に受験生の皆さんは「なんとしても合格する!」という強い意志を持ちましょう。

その強い意志を「合格」という形に具体化するためには、「問題を解く力」を上げる必要があります。

過去問は早期に取り組むことには多くの効果があります。

過去問に取り組むこと

・志望校合格の具体的目標が分かる

・「どのような問題が解けるようになればよいか」を理解

図形問題を得意になるコツ・ポイント:図形の性質を理解

正六角形の問題(新教育紀行)

武蔵中学の図形問題は正方形・正〜角形がよく出題されます。

今年は正方形の問題で見慣れた問題ですが、正方形の性質が問われています。

算数・数学、理科は「自分で描くこと」が非常に大事です。

特に図形問題は、「自分で問題の図形を描いてみて、補助線も考えてみる」ようにしましょう。

コツも大事ですが、「描いているうちに分かること」があります。

このような「描いているうちに分かること」は、教えてもらって分かることではないことがあります。

受験生それぞれの個性や学力によるので、なかなか「教える」のは難しく「教わる」のも難しいです。

描いているうちに、

あっ、こういう
ことなのかな?

と気づくことがあると、それはとても大事な算数の力になるでしょう。

このように正方形・正〜角形のような問題を解くときは、それらの図形の基本的性質を復習しましょう。

正方形の性質

・全ての辺が同じ長さ

・全ての角が同じで直角

そのように「図形の性質を学びながら解く」と問題を解く効果が大きく上がるでしょう。

「1を聞いて10を知る」という言葉があります。

実際に「1を聞いて10を知る」は非常に難しいですが、「1を聞いて2を知る」でも十分です。

「1を聞いて2を知る」は「1を学んで、2倍学ぶ」ことになります。

このような姿勢で勉強すると、「1題学んだ力」が2題分あるいは3題分になるでしょう。

「たくさんの問題を解く」のも良いですが、このように「多くを学ぶ姿勢」を身につけましょう。

難関校〜最難関校の難問・応用問題を解く力も大きく増強するでしょう。

新教育紀行

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