子どもと朝顔の種を探す体験〜冬の植物との対話・子どもに教えてもらうこと・忘れていた朝顔の存在・「ゴミの山」が「宝の山」に変身・色々興味を持つこと〜 |朝顔の種1・未就学児・小学生・理科の教育

前回は「自宅で植物育ててみよう 3」の話でした。

目次

子どもに教えてもらうこと:忘れていた朝顔の存在

朝顔の種(新教育紀行)

少し前の冬の時期にバルコニーを掃除していたとき、上の写真のような植物がありました。

だいぶ枯れていて、茶色になってしまっています。

もう
枯れているし・・・

これは処分して
良いのかな?

ご自宅が戸建でもマンションでも、食物を育てている方は経験あると思います。

食物を育てるのは「とても楽しいこと」なのですが、結構手入れが大変なのです。

結構
土や葉が散乱してしまって・・・

少し風雨が強い時は、周辺でプランターが倒れたり植物や土が散乱してしまって、片付けが大変です。

朝顔の種(新教育紀行)

冬場が乾燥することが多いので、パリッと乾燥した中で数多くの枯れた食物や枝が散乱します。

少しでも来春に再生する可能性があれば、「また土に植える」などしますが、

もうここまで
枯れてしまっては・・・

少し時間も置いてしまったこともあり、再生は難しそうです。

片付ける前に
子どもに確認しよう・・・

バルコニーのプランターは、全て子どもと一緒に植えたりしています。

そこで念の為、子どもに確認します。

この枯れた
食物は捨てて良いの?

小学校2年生の子どもに聞いてみたら、

何言ってんだよ!
これ朝顔だよ!

あっ、
これは朝顔だったんだ・・・

朝顔の
種が入っているよ!

学校で
やったよ。

うっかり朝顔のことを忘れていました。

そういえば、
小学校1,2年の時に「朝顔の種」ってやったね・・・

遠い昔の記憶を辿りながら、

そうだね。
種は入っているのかな?

入ってるよ!

僕が
探すよ!

そこで、「処分しかけた食物」から朝顔の種を探し出すことになりました。

子どもと朝顔の種を探す体験:冬の植物との対話

朝顔の種(新教育紀行)

そこで、子どもが僕に「朝顔の種の存在」を教えてくれました。

この
丸いのだよ!

ああ、
そうだね。

実は「ぼんやり」としか分かりませんが、子どものテンションに合わせます。

種のあるところを
よく見せて。

朝顔の種(新教育紀行)

綺麗な形をしています。

そして、ゴミゴミしていた中で、種が入っていると思われる周囲は思いのほか綺麗です。

ちょっと
横を見せて。

朝顔の種(新教育紀行)

この中に
種が入っているんだっけ?

思わず、子どもに確認してしまいます。

そうだよ。
黒い種が入っているんだよ。

そういえば、子どもが小学校1年生の時に、

学校から
もらったよ。

と黒い朝顔の種を袋に入れて持ち帰ってきたのを思い出しました。

その朝顔の種を植えて、成長した朝顔を楽しんでいたのでしたが「種がまたできた」ようです。

種を
出してみよう。

簡単だよ。

朝顔の種(新教育紀行)

2つほどの丸いボールを割ったら、黒い種が出てきました。

ほら!

子どもは得意気に、僕に種を見せてきます。

綺麗な
種だね。

他にもありそうなので、早速一緒に朝顔の種を探します。

少し寒いですが、「冬の植物との対話」です。

「ゴミの山」が「宝の山」に変身:色々興味を持つこと

朝顔の種(新教育紀行)

こっちにも
あるよ!

小学校では
鉢にある朝顔だったけど・・・

たくさん種が
ありそうだよ。

学校ではそれぞれの名前をつけた鉢に朝顔などを植えて、校庭の一角に置いていたように思います。

せっかくだから、
全部種を探そう。

うん。
面白そうだよ。

朝顔の種(新教育紀行)

ゴミゴミしていて、大人の目からは掃除しなければならない「ゴミの山」と思っていた枯れた食物。

それが、一転して朝顔の種の「宝の山」となりました。

これも
種が入っているかも。

朝顔の種(新教育紀行)

こっちは、
もう割れているね。

朝顔の種が入っている、蕾の部分がすでに割れている箇所もあります。

種が黒ではなくて、
少し茶色だね。

ひょっとすると、この種は成長しないかもしれませんが、

せっかくだから、
種を全部集めてみよう。

たくさんの種を集めてみることにしました。

こっちもある!

こっちもだよ!

朝顔の種(新教育紀行)

小学校では、大勢の生徒に対して「鉢で食物を管理」せざるを得ません。

一方で、こうして少し広い対象の食物を見て実際に手で触れてみる経験は、とても面白いです。

食物でもおもちゃでも、実際に手に触れてみる経験が大事だと思います。

こんなに
たくさんの種が出てくるんだ。

大人の僕も楽しくなるような経験です。

こういうことをしても、テストの成績は上がらないでしょう。

というよりも、「朝顔の種を収穫する」ことは小学校でやってもテストには出なそうなテーマです。

小学生以降は「テストで点数をつけられて、評価される」ことになる子どもたち。

テストも大事かもしれませんが、小さなうちは色々興味を持つことを大事にしたいです。

新教育紀行

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