ゾイドを作ろう 6〜動作確認して動きを見る・モーターから動きがどのように伝わってゆくか・モーターの回転とおもちゃの動きの相関性・パーツが動くのを見る体験・応用力を身につける姿勢〜|子どもの知育教育

前回は「ゾイドを作ろう 5〜自分でおもちゃを作る経験・「出来る」体験を育成・出来るだけやってみる姿勢・少し考えてみる姿勢・答えを早く求めない姿勢〜」の話でした。

目次

動作確認して動きを見る:モーターから動きがどのように伝わってゆくか

少し難しかった「顎の部分」が出来て、次に進みます。

骨格が、だいぶ出来上がってきました。

これから、足などを作成してゆきます。

出来てきたね!

少し
動かしてみよう。

説明書(復元書)では、足を作成したあたりで「一度動作確認」があります。

せっかくの機会なので、作成しながら時々「動作確認して、動きを見てみる」のが大事だと思います。

接着剤を用いないで、キャップで止めるゾイド。

「後から分解して、中の動きを確認する」ことも出来ます。

完成した後は壊れない限り、なかなか「分解しよう」とは思いません。

そこで、作成のプロセスで、「モーターから、動きがどのように伝わってゆくか」を見るのが大事だと思います。

モーターの回転とおもちゃの動きの相関性

一番最初に、コアとも言えるモーターに電池を入れて、キャップしました。

本当は、このコアが「もう出来ているパーツ」ではなく、この部分も作成するのが望ましいです。

大人は大体予想できますが、モーターは基本的に一つのギアしか回しません。

このパーツの内部のギアで、モーターの回転がギアで接続して、異なる回転になっています。

動かしてみるね。

スイッチ押してみて。

あ、動くね。

まだ足などがつながっていないので、回転するのは「足がつく部分の軸」などです。

この回転している
黒い棒があるでしょ。

「軸」というのは、子どもには難しそうなので、出来るだけ「簡単な表現」にしましょう。

ここでは「黒い棒」と呼びました。

うん。

この棒に
これから足などをつけてゆくよ。

そうなんだ。

すると、
どうなると思う?

足が動くね。

パーツが動くのを見る体験:応用力を身につける姿勢

子どもは楽しそうに、一気に足をくみ上げてゆきました。

パーツも大きく、「軸(棒)としっかり噛み合わせる」ことをやれば、難しいことではありません。

足がついたね。

スイッチ
入れてみよう。

あ、
足が動く!

こうして、先ほど「軸(棒)が動くから、足が動く」ということがわかります。

大人は「見ていれば分かる」ことですが、子どもは、なかなかそうもいきません。

何事も経験が大事だと思います。

実際に「自分の手で作ってみた」経験が、本質的な理解につながると考えます。

算数や理科の学びにおいても、同様なことが言えると思います。

実際に、自分の手で描いて、考えてみる。

そして、「答えをすぐに求める」のではなく、プロセスをしっかり理解することが大事です。

これは「遠回り」に感じてしまうことかも知れません。

中学受験・高校受験・大学受験においては、受験生は「やる問題数」にこだわってしまいます。

問題をたくさん解いて
たくさんのパターンを理解するんだ!

たくさん問題解くことも大事ですが、応用力が身につくように理解しましょう。

「一つ一つしっかりと」が「遠回りに見えて、実は近道」です。

新教育紀行

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次