前回は「ゾイドを作ろう 4〜仕組みを理解しよう〜」の話でした。

形になってきたゾイド。
最初から完成しているおもちゃも良いですが、こうして「自分で作るおもちゃ」を作ることは大事です。
自分で作れるんだ。
という経験は、子どもにとって自信につながってゆくでしょう。

手・足などをつける前に、顔の部分を作ります。
先に下顎がついている状態で、これから頭部を作ってゆきます。
頭を作ろう。
うん。
やってみる。

少し小さめの頭と顎のパーツをはめてゆきます。
ちょっと難しいよ。
説明書を
よく読んでみて。

子どもが作成に難航しています。
説明書にある「ここを押す!」が上手くできないみたいです。
出来ないよ・・・
パーツの向きを、
よく確認してみて。
う〜ん。
上手くはまらないよ・・・

子どもが「もう出来ない!」と見せてきます。
じゃ、
ちょっと見てみよう。
「出来ない」と言っても、すぐに手を貸さないで、少し考えて、トライしてもらいましょう。
「すぐに諦める」ようにしないで、「出来るだけやってみる」姿勢は大事です。
算数でも理科でも、「分からないから、すぐに解答をみる」という「答えを早く求める」姿勢は考えものです。
学んでいる段階や学力にもよりますが、「少し考えてみる」姿勢は大事だと思います。
「あるレベルの問題のテスト」の点数を上げるためには、「解答をどんどん学ぶ」姿勢が効率が良いこともあります。
テストの点数、上げたいよ。
点数が低いと、
困るわ。
「テストの点数」だけを追い求めると、「解法を習得する」というより「解法を覚える」方が早いかも知れません。
「効率も大事」な受験では、「考えながら、上手く学ぶ」ようにして試験の点数も上げるのが望ましいです。
この考え方の是非は様々ですから、子どもの個性に合わせるのが良いと思います。

ゾイドに戻って、顎の部分は僕が作成しました。
ちょっと
難しかったね。
僕がやってみましたが、なかなか上手くパチっと嵌まりませんでした。
子どもが「難しい」と感じるのも致し方ない場合もあるので、適度に手伝ってあげるのが良さそうです。
あっ、出来たね。
満足そうな子どもと、ゾイドの作成を続けてゆきます。