前回は「『偏差値』に対する考え方 2〜「伸びない」よりも大事なこと〜」の話でした。
偏差値とは「一つの参考程度の数値」という話でした。
気になる記事がありました。

入塾試験で上位に入る子たちが「低学年の時に何をやっているか」です。
これは、低学年のお子様を持つ親御様なら気になることだと思います。
詳しくは記事をご覧いただきたいのですが、「入塾は新小学校4年からで十分です」と書かれているのをみて、
そうか・・・・・
受験界はそういう状況なんだ。
と思いました。
友人のお子様が中学受験をしているのを聞いて、10年ほど前から「塾の低年齢化」が進んでいる話を聞いていました。
しかし「新4年生から十分」ということは、「もっと前から塾に行っている人が多い」ということになります。

僕が中学受験した頃は、4年生から塾に行っていると「早いなあ」という感じでした。
僕は4年生の12月から四谷大塚の日曜教室に行ってました。
「行ってました」というよりは「行かされていた」の方が正確で、「行きたくないけど行っていた」のです。
そして、新小学校6年生の5年生の2月から、当時武蔵中学の合格実績抜群だった学習指導会に行きました。
「武蔵特訓」(武蔵に特化したコースでこういう名前だったと記憶します)に行き始めました。
「武蔵特訓」は学習指導会の塾長(当時)が自ら指導していて、とても楽しくて有意義でした。
塾長自身、武蔵中高・東大理学部を出ていて、大変頭が良く、武蔵をよく知っているので、非常に的確な授業でした。
僕が中学受験したのは、もう30年前ちょっと前ですから、今とはだいぶ状況が異なると思います。
当時でも塾に行くのがちょっと遅かったので、武蔵志望の子達との「レベルの違い」に唖然としました。
追いつかなければ!
一生懸命奮起したのが懐かしい。
武蔵に合格するかは「微妙な成績」の僕でしたが、武蔵の記念祭(文化祭)に行った時、とても楽しかったです。
その自由な雰囲気や頭の良さそうな人が沢山いて、憧れを持っていたのでした。
「高い学力がなければ」とか「偏差値上げなければ」というのは、一つの事実ではあります。
まずは勉強への幅広い興味と、学ぶ姿勢を身につけるのが最も良いと思います。
そして、志望校へ「進学したい」という熱い気持ちを持ちながら、長い受験勉強を続けてゆきましょう。