前回は「一生懸命トライしてみよう」でした。
いよいよ年の瀬が近づいてきました。
お子様・親御様には健康第一に過ごして頂き、入試当日を迎えて頂きたいと思います。
出願倍率の速報など様々な情報が駆け巡っています。
「受験は情報戦」とも言われ、お子様の為に沢山の情報を集めて、様々お考えになるのは大変なことかと思います。
志望校の出願日等の情報は必要ですが、倍率等はあまり気にしすぎない方が良いでしょう。
様々なことを気にしていると、気苦労が多くなると思います。
たくさんの情報を気にされるよりもお子様を見つめてあげてほしいと思います。

確かに倍率は大きな要素です。
本命の直前、腕試しのように受ける受験校もあります。
そういう中学校は、受験生の動向次第で倍率が大きく変動するかもしれません。
皆様が本命とする学校は倍率がそれほど大きな変動することはないでしょう。
入試には出願倍率と実質倍率があります。
とは言っても、倍率が気になるお気持ちは分かります。
お子様の本命校で実質倍率3.0倍か3.5倍かは大きな影響があります。
0.5倍の変動は、なかなか起きないと思いますが「起きた」とします。
倍率が上がった分の増えた志願者の学力が、お子様の学力より低ければ影響はありません。
お子様の学力より上の方を含めて、志願者が増えたとします。
これは、見方によっては大変な事態です。
そのような事態が起きたとしても、このように考えて欲しいと思います。
模試では「点数の分布」が分かりますが、実際の入試では非公表でしょう。
合格最高点・最低点・平均点、全体平均点が公表されている学校が多いです。
合格最低点と合格者平均点を比べてみて下さい。
意外と点数が近いことが多いです。
これで分かることは「合格者のかなり大多数が、合格最低点+αにいる」ことです。
これは大抵の入試で起きていることです。
仮に倍率が少し変動しても、お子様が「あと少し点数アップ」できれば大丈夫です。
0.3〜0.5倍程度の倍率変動であれば、「5~7点アップ」で大抵クリアできるでしょう。
あまり多くの情報に惑わされることなく、ぜひお子様が万全の状況で当日臨めるようにして頂きたいと思います。
様々な情報を考え過ぎるよりも「5点アップ」を目指す様にしましょう。
様々な情報は多少気にしながら、最も大事なお子様の体調・精神状況を見つめましょう。
そして、お子様が合格へ向かって走り抜けるのを助けて頂きたいと思います。
読者の皆様の合格を心より願っております。