成績を上げる方法〜親子一緒に勉強して「やる気」を高める・「難しそう」に見えて簡単なこと・「簡単そう」に見えて難しいこと〜|子どもの勉強・中学受験

前回は「合格する勉強法〜解く問題を上手く選ぶ〜」の話でした。

目次

小さな子どもへの接し方

筆者の小学校6年生の歴史ノート(新教育紀行)

子どもに勉強させる時、

勉強しなさい!

と「指示するだけ」はしないようにしましょう。

中学生以上の子どもに対しては、それでも良いかもしれません。

特に小学校低学年の子どもに対しては、親も一緒になってやってみましょう。

子供が小学校低学年で、ひらがな・漢字・英語のアルファベットや単語を勉強します。

上手くできない時、

それでは
ダメ!

ばかりでは、子どものテンションは下がるだけです。

はあ・・・

子どもは、ため息ばかりです。

子どもなりに一生懸命やっているのに、

出来ない・・・

僕って、
頭が良くないのかな・・・

と、勝手に自分の能力を低く考えるようになってしまいます。

大抵の子どもは、実は「すでに結構頑張っている」事実があります。

「難しそう」に見えて簡単なこと・「簡単そう」に見えて難しいこと

勉強しなさい!

を連呼するのではなく、時々でも良いので、子どもと一緒に勉強してみましょう。

そして、親も一緒に、書いて・描いてみましょう。

算数なら、「どう考えるか」を一緒に考えて、実際に書いてみてあげましょう。

ばね:直列つなぎ・おもり2個(新教育紀行)

これは、
こうやって考えてみると良いよ。

ふ〜ん。

例えば、上の絵のように「グルグルっとバネを描く」こと。

描いてみれば、上手い・そうでもないは別として、大したことではありません。

でも、その「大したことがない」ことでも、子どもにとっては、

難しそう・・・

と感じられるものです。

それは、子どもたちにとっては、

やったことが
ないことって、難しい・・・

ように感じられてしまうのです。

プール(Wikipedia)

水泳も、

自転車(Wikipedia)

自転車も、最初は子どもたちは、

難しい・・・

出来ない・・・

ですが、慣れて仕舞えば、泳ぐことも自転車を漕ぐことも、どうということはありません。

両方とも「上手に早く」泳いだり、自転車を漕いだり、競技的要素が加わると話は別です。

このように、「難しそう」に見えて、実は「簡単なこと」は結構あります。

なんだ、やってみれば
そんなに難しくない!

と子どもたちに感じてもらうことが大事です。

一方で、「簡単そう」に見えて「難しいこと」も世の中には、たくさんあります。

そう、算数の問題で、
「出来る」と思ったら、全然できないことがある・・・

試験などでも、「易しそう」と思ったら「実は難問」ということもあります。

いずれにしても、実際に経験することが大事でしょう。

回路の基本(新教育紀行)

電気・電流の問題などで、回路を描いて、電流・電圧を描くのは「簡単」です。

うん。
これは簡単。

これらがしっかり描ければ、どんな回路の問題だって「同じように考えれば出来るはず」なのです。

まあ、
確かにそうかも・・・

「やれば出来る」という経験・体験を、子どもにはどんどんやってもらいましょう。

そして、親も一緒に「やれば出来る」を子どもと一緒に経験すると良いでしょう。

親も一緒に学んでみる姿勢〜子どもに安心感を〜

親も一緒に学ぶ時、それほど難しい問題でなくても良いでしょう。

足し算・引き算なら、丸を書いて増減させたり、問題集で出てくるように10のまとまりを一緒に書いてみたり、などです。

子どもが中学受験の算数をやっている時、大人が一緒にやったり教えたりするのは、一定の学力が必要です。

解き方が分からなかったら、

あれ?
これはちょっと分からないな・・・

そういう時は、先に答えを読んで、こっそり予習しておきましょう。

それで、子どもと一緒に考えてみたり、解いてみるのです。

図形の問題なら、

ここに
補助線を引くと・・・

三角形が
見えてくるね!

と、一緒に描いてみましょう。

図形問題一つとっても、補助線の引き方には様々あり、なかなか面白いです。

グラフを描く考え方(新教育紀行)

グラフの問題なら、一緒にグラフを描いてみて「グラフを描く大切さ」を一緒に考えながらやってみましょう。

こうやって、
グラフを描いてみよう!

問題集・テキストにあるグラフなどを、実際に描いてみると、なかなか難しい時もあります。

グラフって、
なかなか奥深いな・・・

と感じることがあるかもしれません。

子どもと一緒に学んだり、勉強するのは、苦労もあります。

それもまた大人にとっては楽しいことで、子どもも充実感あって、よく勉強するのではないでしょうか。

子どもと一緒に問題に取り組めば、大人もまた頭の体操になりますから、一石二鳥です。

算数が得意な方でも不得意な方でも、ぜひ子どもと一緒に勉強してみて、やってみて、考えてみましょう。

子どもの苦労も分かるかもしれません。

そして、自身の世界も少し広がるかもしれないです。

意外と図形の問題は
面白い・・・

と、子どもと一緒にやってやってみると、意外と「自分が楽しんでしまう」こともあるかもしれません。

そうして一緒にやってみた経験・体験は、貴重な思い出になるでしょう。

新教育紀行

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