ヘンリー・スチムソン 8〜日米の組織〜|陸軍長官

前回は「ヘンリー・スチムソン 7〜天皇と陸軍〜」の話でした。

Henry Stimson 陸軍長官(Wikipedia)
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曖昧な日本の組織

米国は情報を非常に重視しており、他国の動きや「国家元首の考えを読む」ことに全力を挙げていました。

Franklin Roosebelt米大統領(Wikipedia)

ヒトラーは今、
何を考えているんだ?

あるいは、ムッソリーニは
何を求めているんだ?

「相手の考えていること」や「相手の出方」を暗号を解読して、「事前に読む」ことを重視していました。

Japanは、
誰が意思決定をしているんだ?

総理はTojoですが、
Japanは天皇制で・・・

誰が最高意思決定者なのだ?

Emperor(天皇)か?

天皇が、陣頭指揮を
取っているようにも見えません。

Tojoか?

誰なんだ?

「玉虫色」の日本の政治は、戦時でも同様でした。

明確な権限と責任

日米開戦時の米政府・陸海軍主要ポスト(図説 日米開戦への道 平塚敏克著 河出書房新社)

対して、米国は権限と責任が明確でした。

戦時中であることもあり、「最高司令官」である大統領が全ての権限を持ちます。

そして、陸軍は基本的にはスチムソン長官次第で、意思決定がなされます。

私が、
陸軍を仕切っているのだ!

ルーズベルト大統領のカラー

ヒトラーやスターリンのような、強烈な個性・カラーを持つ指導者が大勢いた当時。

Adolf Hitler独総統(Wikipedia)

「独裁者の王道」をゆくヒトラー。

ヒトラーは、最前線の戦車部隊の戦闘指揮まで口を出します。

前進!
突き進め!

ちょっと待て。
ここで待機!

前線指揮にまで、
口を出されては困る・・・

前線司令官は困ってしまうものの、「逆らうことは絶対できない」存在です。

総統に逆らったら、
大変なことになる・・・

ヒトラー達に比べると、幾分大人しい顔つきに見えるルーズベルト大統領。

しかし、彼は非常に個性が強い存在でした。

最高指揮官は俺!

この非常に強い個性のルーズベルトに「仕える立場」のスチムソン長官。

欧州戦線で、
Hitlerを退治する!

それが最優先だ!

スチムソン長官もまた、強い個性を持っていました。

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