前回は「ばね・てこの応用〜回転する力(モーメント) 1〜」の話でした。

目次
バネBと棒の繋がっている点を中心に、「回転する力」を考えよう
今回は、バネBと棒の繋がっている点を中心に、「回転する力」を考えてみましょう。

バネBと棒の繋がっている点は、「釣り合っている」ので、回転する力がかかっていません。

バネAが引っ張る力が、時計回りの「回転する力」を、おもりの重さが反時計回りの「回転する力」をつくります。

前回同様に、「回転する力」を「回転する矢印」で表現して、それぞれ計算します。

これらが等しいので、バネAが引っ張る力が分かります。

「バネA,Bの引っ張る力の和=おもりの重さ」なので、バネBの引っ張る力も分かります。
おもりが下がっている点を中心に、「回転する力」を考えよう
今度は、「おもりの下がっている点」を中心に考えてみましょう。

バネAが引っ張る力が反時計回りの、バネBが引っ張る力が時計回りの「回転する力」をつくります。

それぞれの「回転する力」を計算しました。

これらが等しいので、バネA、Bの引っ張る力の関係式が分かりました。
あれ?
さっきまでと違って、求まらないよ。
和が分かっているから、
計算できるわ。

バネA,Bの引っ張る力が、求まりました。
ひょっとして・・・
ここで、考えたことは、公式と一緒だ!
こういうことだったのね。
それでは、棒の中点で「回転する力」を考えてみましょう。
次回、ご紹介します。