前回は「中学受験後の小学校卒業へ」の話でした。
今年、中学受験を終え、4月から志望校に行かれるお子様・親御様は、今は期待に胸を膨らませている事でしょう。
長い間、お疲れ様でした。
必ずしも第一志望校ではない学校にいかれるお子様もいらっしゃると思いますが、「自分が縁があった学校が最善」です。
日本は欧米に比べて「偏差値で学校を序列化する」傾向が非常に強いです。
「偏差値65のA中学校、偏差値60のB中学校を比較するとA中学校の方が良い」という「誤解」が蔓延しています。
そもそも、「良い・悪い」の基準が何なのか?が不透明です。
「良い・悪いの基準は偏差値」であれば、上記の話は「あながち間違いではない」のですが、それが「正しい考え方」かは賛否両論あるでしょう。
本来「学校の良さ」は学校の理念・教育姿勢、あるいは校舎の環境や先生方、そして数字で測りやすい大学進学実績など総合的に判断されるべきです。

私は「偏差値は重要ではない」スタンスです。
偏差値はあくまで「学力と志望校を考える際の『一つの参考』でしかない」と考えております。
受験が終わり、お子様が「頑張って合格した」結果「縁があった」中学校へ入学し、その学校で生活するのを楽しみにして頂きたく思います。
しばらくは羽を伸ばして頂ければと思いますが、また「お勉強しなさい」という論調もありました。

上記の記事では「入学までに予習しよう」と主張しております。
これは一つの考え方ですが、中学1~3年くらいの間は、のんびり「中学校の校風・カラー」に浸りながら、楽しんで欲しい。
世情困難な時期ですが、春休みは「勉強・勉強」ではなく、色々やってみましょう。
旅行に行ったり、出かけてみたりして「受験のために出来なかったこと」を「少し取り戻してみる」試みをしてみましょう。
しばらく出来なかった「公園で遊んでみる」のも良いのではないでしょうか。
街を歩いても、面白いことが結構沢山あります。
しばらくはお子様の自由に過ごさせて上げる方が、長期的視点に立って伸びるでしょう。
大いなる気持ちで、4月からお子様が楽しく登校されるのを楽しみにしてみましょう。