前回は「自宅でロケット飛ばす体験 7〜失敗を糧にする姿勢・慎重にチェック・必要な量を検証・少し過大にしてみる・同じ失敗を繰り返さない姿勢〜」の話でした。
万全期す姿勢:失敗から成功へ
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/Rocket186m.jpg)
二回目の発射に向けて、万全期します。
今回は、間違いないように
しっかりやろう!
うん。
そうする!
ブクブク
ブクブク・・・
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/Rocket187m.jpg)
今回は、たくさんの気体を発生させます。
たくさん出せば、
上手くいくかな?
気体は多い方が、
飛びそうだね。
ロケット発射のために「必要な溜める気体の量」が具体的にラインで示されています。
その「必要な量」の水準を上まった気体をためましたが、前回は失敗してしまいました。
そこで、「必要な溜める気体の量」を上回る量をためて、万全期したいと思いました。
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/Rocket188m.jpg)
こういう量は「多ければ多いほど良い」訳ではありません。
今回の「溜める気体」は、「ロケット発射の原動力」となるので、多めくらいでも良いと考えました。
ロケット下部の試験管に、たくさんの気体が溜まりました。
十分溜まって
きたね。
この気体に着火して、ロケットを発射します。
ということは、「気体が多い方がロケットが遠くまで飛ぶ」ことになります。
だいぶ溜まってきました。
再度発射
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/Rocket189m.jpg)
いよいよ、発射です。
発射ボタン
押してみて。
飛ぶかな?
ちょっと不安そうな子ども。
実は、僕自身も、
大丈夫
かな?
とちょっと不安ですが、万全期したのでやってみるしましょう。
行くよ!
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/Rocket190m.jpg)
ボン!
という大きな音がして、ロケットが発射しました!
飛んだね!
子どもは、とても嬉しそうです。
「やったら出来る」と思えることは、非常に大事なことです。
もう一回
やってみるね!
またセットして、電気分解を始めました。
ブクブク
ブクブク・・・
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/Rocket191m.jpg)
そして、
もう一回
飛ばすね!
今度は
大丈夫だよ。
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/Rocket192m.jpg)
無事、飛びました。
一度成功すると、コツがわかってきます。
そして、
さっき出来たから、
今度も出来るはず!
と自信を持てることも大事です。
最初に失敗した理由は、着火等の問題がなかったので、「気体が不足していた」ことかもしれません。
教材の本に書いてある通りの、気体の量にしましたが、上手く行きませんでした。
他に理由があったかもしれません。
「出来なかった理由」を明らかにして次へ活かす
「上手くゆかなかった理由」や「出来なかった理由」は、出来るだけ明らかにして次に活かす・繋げる姿勢が大事です。
実験は、なかなか「上手くゆかない理由」が、ハッキリしないことが多いです。
一方で、算数や理科の問題で「出来なかった理由」は、明らかであることが多いです。
中学受験・高校受験・大学受験、あるいは資格試験でも「模試で出来なかった問題」はしっかり習得しましょう。
「全く同じ問題」が出題されることはなくても、「類題が出る」可能性は十分にあります。
また、「類題」でなくても、その問題の考え方をしっかりマスターすると、他の問題にも応用がききます。
「出来なかったこと・問題」をしっかり習得して、次回は、
今度は
絶対大丈夫!
と考える姿勢。
この姿勢一つで、学力が大きく伸びるでしょう。
とても面白い実験だった、新しい「学研の科学」。
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/Rocket101m.jpg)
子どもと理科実験するには、非常に良いので、ぜひお手に取ってみてください。
次号も期待です。
次回は下記リンクです。