前回は「「のびのびした賢さ」と「学ぶ力」を身につける姿勢〜テストの出来で責めない・「追い討ちをかけない」姿勢・「出来なかった」のは「出来るようにすれば良い」姿勢・体験する大事さ・育む「イメージする力」〜」の話でした。
子どもと一緒に虹をつくり出してみる
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/Haruki_rainbow01m.jpg)
九州の五島へ家族と共に旅に行きました。
僕も五島へ行くのは初めてで、海を渡って島へ船でゆくのは新鮮な体験です。
旅先の宿泊先で、晴れた日に子供とシャワーを庭先にかけたら、虹が見えました。
あっ、
虹が見えるよ!
あっ、
消えちゃったよ・・・
あっ、
また虹が出てきた!
太陽光が燦々降り注いでいると、虹が見えることがあります。
色は何色見えますか。
見え方によって、赤、黄色などの色の位置は変わりますか。
そもそも、なぜ虹がみえるのでしょうか。
この理由は「散乱した水滴に光が乱反射してプリズム効果が出る」ことです。
この理由は大事ですが、「理由を知る」ことよりも「実体験する」方が大事だと考えます。
そういうことを子どもと遊びながら話すのは、親にとっては楽しいことです。
そして、子どもにとって、とても良い理科の勉強になります。
理科に限らず、なんでも
これは
何でだろう?
と思う事は、大事な事です。
学びの好循環を生む「なぜ?」の好奇心
![新教育紀行](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/Child_books04m.jpg)
本を読んで勉強するのは、大事な事です。
本から学ぶことは「様々な世界を知る」ことで、子どもから大人まで最も大事なことだと思います。
一方で、
本に書いてあるから、
こうなんだ・・・
と丸暗記ばかりするのは、応用力が育たないでしょう。
ひらがなやカタカナなどは、「こういうものだ」と学ぶしかない面があります。
言語の学びなどは、場合によっては「暗記するしかない」面があります。
丸暗記が必要な時も、ただ漫然と丸暗記するだけではなく、
ここは
なぜだろう?
と考えることも良いでしょう。
主体的に学ぶ姿勢を身につけると、子どもも勉強する・学ぶのが楽しくなるでしょう。
楽しくなれば、自分でやりたくなります。
好奇心を感じると大人も楽しいですが、子どもは最も好奇心に敏感です。
子どもが「何かを学ぶこと」に何らかの好奇心を発見した時。
これって
楽しいかも・・・
「楽しい→色々と分かるようになる→テストで点数が上がる→楽しい・・・・・」と好循環になります。
のびのびした賢さで学ぶ力を発展
![新教育紀行](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/2022/04/20220327073254-1024x724.jpg)
テストの点数ばかりを追いかける「利発な賢さ」よりも「のびのびした賢さ」へ。
もちろん「テストの点数も大事」ですが、「点数ばかり追いかける姿勢」は考えものです。
大抵の事はネットの検索で「知識としてはわかる」時代になってから、大分時間が経ちます。
「自ら考えてみる」姿勢は、学問への基本的姿勢として最も大事です。
そうした姿勢から、子ども自身が、
僕は、
算数が好き!
私は、
地理が好き!
など好きな科目が出来ると良いでしょう。
「将来どういう人になりたいか」を、ほんの少し考えてみて、
僕は、
〜になりたいかな・・・
私は、
〜になりたいかな・・・
と思ってみることも良いことです。
「〜になりたい」は生きてゆくプロセスで、色々変わってゆくこともあります。
興味が出てきたら、自分が「読みたいから」本を読む姿勢が身につくと、とても良いです。
こうして「のびのびした賢さで学ぶ力を発展」する姿勢は、学びの根本的姿勢として大変良いです。
こういう姿勢を持つことは、受験においても「内なるパワー」を生み出すでしょう。
中学受験・高校受験・大学受験などに向けても、子どもにとって非常に大きな力になると考えます。
次回は下記リンクです。