前回は「合格する姿勢〜「選ぶこと」の大事さ・選択の結果・受験における「選ぶ大事さ」・志望校決定・解く問題を上手く選ぶ・一題しっかり解く:算数・数学の試験・弾みをつける〜」の話でした。
深呼吸してゆっくりページを開く

受験生の方は、ぜひ試験が始まる際に「深呼吸してゆっくり最初のページを開く」ようにしましょう。
「透かし読み」しようと、一生懸命試験用紙を睨んでいる人もいます。
・・・・・
これは、試験前に疲れてしまいます。
そして、あれこれ雑念が浮かんでしまいますので、やめましょう。
試験が始まると、
一秒でも
惜しい!
とばかり、ページが破れんばかりの勢いで、最初のページをめくる人もいます。
試験においては「一秒は大事」かもしれません。
ところが、算数では途中でつまづいたら、3〜5分くらいの時間は「すぐに経過」します。
1秒が
大事!
と考えすぎて、
あれ?
すぐに5分過ぎちゃった・・・
には、ならないようにしましょう。
最初の少しの時間は、落ち着いて全ての問題を眺めるのが一番良いです。
国語等「行き詰まったら・・・」という可能性が比較的低い科目においても、同様です。
何か勘違いしてしまったりして、余計な時間が過ぎてしまうことがあります。
意識的に「落ち着く」姿勢

「時間をかければ、大体は一応答えは出せる」ことが多い国語や社会。
特に国語は、漢字など「暗記していなければ、出来ない」問題は、比較的少なく、
あ・・・
これは、分からない・・・
「知識を問う問題」で「分からない」場合は、「考えても出来ない」ので、
これは出来なくても、
他の問題はしっかり!
と考えて、「出来るだけ得点を確保」するしかありません。
対して、算数(数学)においては、基本的に「上手く考えることが出来たら解ける」はずです。
ところが、全問「自分が納得できる答えられる」ことは、かなり難しいことでしょう。
自分が最初に解く問題は、
自分が「解けた!」と
納得の行く答えに辿り着きたい・・・
と考えます。
ところが、最初に取り組んだ問題が、
あれっ?
上手くいかない・・・
いきなり大きな壁や当たってしまうと、精神力がよほど強い人でなければ、落ち着いて次に進めません。
本番において最も大事なことは「平常心」です。
これは、プロスポーツの世界などでも、よく言われていることです。
慌ててしまったり、焦ってしまったりして「本来の力」を発揮できないことを避けるましょう。
そのためには、「落ち着くこと」が最も大事です。
この「落ち着くこと」が大事なのは当然のことですが、試験ではなかなか出来ないこともあります。
そこで、特に算数では「意識して落ち着く」ようにしましょう。
解く問題を上手く選ぶ:全ての問題を落ち着いて眺めてみる

試験では開始したら焦らず、深呼吸して「全ての問題を落ち着いて眺めてみる」ことをお勧めします。
時間制限があると、誰しも焦ります。
焦って勢いこんで問題には取り掛からず、ちょっと眺めてみて
どの問題から
やろうかな・・・
と考えてみるようにしましょう。
文章題・応用問題では、なんらかのポイントが分かり、それを軸に考えると、
あっ、
ここが大事な気がする・・・
すると解答がスッと早く進んで、時間が短く、ミスも少なくなります。
テスト全体をゆっくりと全体を見渡して、問題を解く「全体計画」をちょっと考えるようにしましょう。
それに1分使ったとしても、試験時間が60分としたら、「あと59分」あります。
焦って時間が経過してしまう可能性を考えたら、「この1分が大きな決め手になる」こともあります。
全体を見回して、取り組む順番を考えてみて、落ち着いて問題に当たるようにして、合格へ向かいましょう。