前回は「合格する姿勢〜「選ぶこと」の大事さ・選択の結果・受験における「選ぶ大事さ」・志望校決定・解く問題を上手く選ぶ・一題しっかり解く:算数・数学の試験・弾みをつける〜」の話でした。
深呼吸してゆっくりページを開く
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/Kyoto106m.jpg)
受験生の方は、ぜひ試験が始まる際に「深呼吸してゆっくり最初のページを開く」ようにしましょう。
「透かし読み」しようと、一生懸命試験用紙を睨んでいる人もいます。
・・・・・
これは、試験前に疲れてしまいます。
そして、あれこれ雑念が浮かんでしまいますので、やめましょう。
試験が始まると、
一秒でも
惜しい!
とばかり、ページが破れんばかりの勢いで、最初のページをめくる人もいます。
試験においては「一秒は大事」かもしれません。
ところが、算数では途中でつまづいたら、3〜5分くらいの時間は「すぐに経過」します。
1秒が
大事!
と考えすぎて、
あれ?
すぐに5分過ぎちゃった・・・
には、ならないようにしましょう。
最初の少しの時間は、落ち着いて全ての問題を眺めるのが一番良いです。
国語等「行き詰まったら・・・」という可能性が比較的低い科目においても、同様です。
何か勘違いしてしまったりして、余計な時間が過ぎてしまうことがあります。
意識的に「落ち着く」姿勢
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/mtd03_110m-1024x683.jpg)
「時間をかければ、大体は一応答えは出せる」ことが多い国語や社会。
特に国語は、漢字など「暗記していなければ、出来ない」問題は、比較的少なく、
あ・・・
これは、分からない・・・
「知識を問う問題」で「分からない」場合は、「考えても出来ない」ので、
これは出来なくても、
他の問題はしっかり!
と考えて、「出来るだけ得点を確保」するしかありません。
対して、算数(数学)においては、基本的に「上手く考えることが出来たら解ける」はずです。
ところが、全問「自分が納得できる答えられる」ことは、かなり難しいことでしょう。
自分が最初に解く問題は、
自分が「解けた!」と
納得の行く答えに辿り着きたい・・・
と考えます。
ところが、最初に取り組んだ問題が、
あれっ?
上手くいかない・・・
いきなり大きな壁や当たってしまうと、精神力がよほど強い人でなければ、落ち着いて次に進めません。
本番において最も大事なことは「平常心」です。
これは、プロスポーツの世界などでも、よく言われていることです。
慌ててしまったり、焦ってしまったりして「本来の力」を発揮できないことを避けるましょう。
そのためには、「落ち着くこと」が最も大事です。
この「落ち着くこと」が大事なのは当然のことですが、試験ではなかなか出来ないこともあります。
そこで、特に算数では「意識して落ち着く」ようにしましょう。
解く問題を上手く選ぶ:全ての問題を落ち着いて眺めてみる
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/Balance112m-1024x724.jpg)
試験では開始したら焦らず、深呼吸して「全ての問題を落ち着いて眺めてみる」ことをお勧めします。
時間制限があると、誰しも焦ります。
焦って勢いこんで問題には取り掛からず、ちょっと眺めてみて
どの問題から
やろうかな・・・
と考えてみるようにしましょう。
文章題・応用問題では、なんらかのポイントが分かり、それを軸に考えると、
あっ、
ここが大事な気がする・・・
すると解答がスッと早く進んで、時間が短く、ミスも少なくなります。
テスト全体をゆっくりと全体を見渡して、問題を解く「全体計画」をちょっと考えるようにしましょう。
それに1分使ったとしても、試験時間が60分としたら、「あと59分」あります。
焦って時間が経過してしまう可能性を考えたら、「この1分が大きな決め手になる」こともあります。
全体を見回して、取り組む順番を考えてみて、落ち着いて問題に当たるようにして、合格へ向かいましょう。