前回は「『一緒にどこに行こうか?』と尋ねてみましょう 」の話でした。
「遠方のどこかに行く」のは、子供にとって、とても重要な選択です。
「身近などこかへ行く」も、その1日1日が人生を創る事を考えると、子供にとっては大事なことです。
「一緒にどこに行こうか?」と、お子様と相談してみましょう。
子供が大きくなって友人と旅行する時、主体性持って「ここへ行こう!」なんて言えるようになれれば、嬉しいことです。
これは「考える」ことを促すことにもつながります。
なんでも一緒に考えてみましょう。
特に子供の頃は、答えが「正しい」か「正しくない」よりも、考えることを大事にするのが良いでしょう。

子どもは子どもなりに、学校や塾でテストや模擬試験などあって、○やXをもらったり、順位をつけられています。
ですから、家庭の日常の時くらい「正しい・正しくない」は、あまり問わない方が良いのではないでしょうか。
「どこに行く?」「何を食べる?」「何を観る?」など、なんでも子供に問いかけてみましょう。
机の上で勉強したり、本を読むことはとても大事ですが、実地で体験することもまたとても大事です。
実際に行ってみたり、経験したことは小さい頃の出来事でも、ずっと記憶に残ります。
親御様の中にも、小さな頃の記憶は「何かのイベント」や「どこかに行ったこと」が多いと思います。
近隣にちょっと遊びに行くような日常の出来事でも、子供にとっては大事なことです。
それが長期的視点で「学び」の元になれば、親として本当に嬉しいことです。
そうした毎日の積み重ねで、子供は成長します。
「ここに行くから」とか「ここに行って、次はここで・・・・・」と親が決めてばかりいると、子どもは考えなくなります。
「まっ、いいか〜」と親についてくるだけで、「楽しい!」で終わってしまいます。
「楽しい!」ことは大事で、特に小さな子どもには「楽しい!」を経験して欲しいですが、覚えていてくれるようになると良いですね。
例えば、「前、〜に行って〜の映画見たね」とか「そういえば、〜に行った時、海で砂の城作ったの覚えてる?」とか。
子どもが「とても楽しい!」と思ったら、意識しなくても覚えているでしょう。
そういうことから、学びへも興味が出て「分かると楽しい!」ようになってくれると良いですね。
小さい頃に、子どもに指示ばかりせずに「一緒に相談してみる」は、ポジティブな姿勢と大いなる興味を喚起します。
お子様に「一緒にどこに行く?」相談してみませんか。