前回は「プラモデル作りの大事さ 2」の話でした。
三国志シリーズのガンダムは、三国志好きの大人が見てもなかなか面白いです。
小さな子ども向けのガンダムを探していたら、このシリーズを知り、僕が興味を持って買ったのがキッカケです。
一つ買うと、子どもはどんどん欲しくなるので、増えてゆきます。
前回、孫堅のタイプをご紹介しましたが、他には曹操・劉備・関羽・張飛・趙雲・周瑜・呂布など、沢山あります。
沢山作って、「プラモデルを作る楽しさ」を
感じて欲しい。
と思います。
「物を作ることの楽しさ」を感じてほしい。
そして、「一見複雑なものも、シンプルなパーツの集合体」であることを理解するのは大事です。
と言っても、子どもたちは、ただ遊んでいるだけですが、「実際につくる」経験は大事です。
つくるのは小学校2年生の長男ですが、3歳の次男が遊びながら分解したり、壊したりしてしまいます。

これは全く誉められたことではないのですが、様々な種類のガンダムが、上の写真のようにバラバラになります。
バラバラにしないで、
遊んで。
と言っても、聞いてくれません。
分解することも楽しんでくれながら、理解をしてくれれば良いか。
と考えるしかありません。
バラバラでは仕方ないので、組み合わせて元に戻そうとしました。
もともとプラモデルを作るのは好きですが、どうもパーツがうまく組み合わさりません。
あれ?
上手く組み合わさらないな・・・
すると、長男が来て、
ここは、こうだよ。
と言って組み合わせてゆきます。

少しずつ組み合わさってゆきました。
僕がつくったのではなく、長男が作っているのを横で見ていなかったガンダムもあります。
「つくったことがなかったから」分からなかったのです。
でも、「一度つくった」本人は覚えていて、すぐに復元しました。

なんとか、元に戻りました。
これは周瑜だった気がしますが、忘れてしまいました。
不思議なことに、三国志のストーリーも武将も知らない長男は、
これは周瑜だよ。
とか
これは関羽だよ。
とか説明してきます。
関羽は非常に特徴的ですが、子どもなりに特徴を理解しているのでしょう。
三国志を知っている大人は予備知識があって、
関羽は長髭が特徴で・・・
とか余計なことを考えてしまいます。
子どもは、予備知識がなくても、子供なりに特徴を捉えていて、子どもなりに考えています。
そして、三国志を知らなくても、これが不思議と「ほぼ正しい」のです。
それもまた面白いです。
ストーリー知らないのに、よく覚えているな。
大事なことは、「自分でやってみたこと・体験したことは、覚えている」ことです。
こういう風に、おもちゃでも「自分でつくってみて・体験して、自然に覚えている」ことは、自信にもつながると思います。
「仕組みを理解する楽しさ」を、小さな子どもに感じてもらいましょう。
そして、好奇心・興味を本人が持てば、とても良いですね。