前回は「理科の学び方 1」の話でした。
今回は、小学生〜高校生の教育・受験全般に関わる話です。
それは「適度な自信を持つ大事さ」の話です。
威人紀行では、様々な人物をご紹介しています。
「威人」に選ばれる時点で、その人物が「人並外れた際立って優れた人物」でありますが、いずれの方も「自己に大いなる自信」を持っています。
山口多聞は、小さい頃からずっと優秀で「自分に自信があった」からこそ、「強い気持ちを持てた」とも言えます。
また、スチムソンの経歴は後程詳しくご紹介しますが、イエール・ハーバード大学を出た弁護士です。
なんだ。みんな超頭いいから、
自信があったんじゃん。
僕は、そんなに成績良くないし、
自信持てと言われても・・・
と、お考えになるかもしれません。

確かに、そういう側面はあります。
では、彼らが自信を持つに至る、「優れた成績」を持つ前はどうだったのでしょうか?
それは、本人も分からなかったのでは
ないかしら
確かにそうかも知れません。
実際は、本人に聞くしかないでしょう。
ただ、後になって「あの時どういう気持ちでしたか?」というのは、みんな意外とあやふやです。
これは、子どものみなさんが大人になって、大学生〜社会人になると分かるでしょう。
「何をしたか?」すら意外とあやふやですから、「何を考えていたか?」というのは、不明確です。
「その時思っていたこと」は、後になって自分の「思い込み」であることもあります。
いずれにしても、「出来ない」とか「自信がない」と思っていて、「やってみたら出来ちゃった」というのは少ないのが現実です。
えっ、そうなの?
まずは、自分に適度な自信を持ちましょう。
それがないと、なかなか進みません。
でも、問題解けなかったり、成績悪いと
自信がなくなる・・・・・
受験生は、点数・偏差値が出てくるので、「良くないとがっかりする」でしょう。
それは誰しもそうなのです。
まずは「自分に出来ること」をしっかり意識しましょう。
僕、算数の比とか割合は
結構出来るよ
でも、立体図形が
よく分からない・・・
ある一分野が出来ていれば、少し発想を変えて、取り組んでみれば、少しずつ出来るようになるでしょう。
小学生の算数の学力は、多少「センス」や「ひらめき」の影響があります。
実際には、成績・点数による「学力の違い」は、「習得・訓練のレベル」による影響が強いことが多いです。
「出来る!」と思って、習得することを目指すのが最善です。
「出来ること」を大事にしながら、他のことも「やってみれば出来るはず!」と考えて、どんどんやってみましょう。