適度な自信を持つ大事さ〜自信の根拠・「優れた成績」「良い学歴」の前の自信の根拠・「あの時、何を考えていたのか?」と思い込み・出来ること・分野に自信・育む自信〜|小学生・中学生・高校生

前回は「合格へのポイント・秘訣〜親は子供を、受験生は自分を褒めよう・山本五十六「ほめてやらねば 人は動かじ」〜」の話でした。

目次

「適度な自信を持つ」大事さ:自信の根拠

今回は、小学生・中学生・高校生の教育・受験全般に関わる話です。

受験においても、日々の学校生活においても、「適度な自信を持つ」ことは非常に大事です。

威人紀行では、様々な人物をご紹介しています。

「威人」に選ばれる時点で、その人物が「人並外れた際立って優れた人物」であります。

いずれの方も「自己に大いなる自信」を持っています。

山口多聞は、小さい頃からずっと優秀で「自分に自信があった」からこそ、「強い気持ちを持てた」とも言えます。

また、スティムソンの経歴は、後程詳しくご紹介しますが、イエール・ハーバード大学を出た弁護士です。

なんだ。みんな超頭いいから、
自信があったんじゃん。

僕は、そんなに成績良くないし、
自信持てと言われても・・・

と、お考えになるかもしれません。

そして、小さい頃から本が好きで「理科的思考力に優れた」山崎直子は、東京大学へ進みました。

みんな、
すごいから、自信があるんでしょうね・・・

私は、
そんなに頭良くないし・・・

たしかに、彼らにとって「自信を持つ根拠」として、「自己の経歴」もあるでしょう。

「優れた成績」「良い学歴」の前の自信の根拠

では、彼らが自信を持つに至る、「優れた成績」を持つ前はどうだったのでしょうか?

良い成績を持つ前・・・

といっても、小学校のテストとか
結構良かったんじゃないの?

中学受験〜大学受験の前に、小学校での様々なテスト。

ここでも、ある程度の優劣が出てきます。

確かに、山口多聞・山崎直子・ヘンリースティムソンたちは、小学校の成績も良かったでしょう。

それによって、「ある程度の自信」はできたかもしれません。

小学校低学年頃から、「テスト・成績」が良ければ、子ども心に自信は芽生えてくるでしょう。

と言っても、小学校低学年のテストの出来は、高学年になると変わる可能性が大いにあります。

そして、中学受験以降の学びの段階に入ると、「自分が争う相手(同級生)」が大いに広がります。

そうして「争う相手が広がる」と、次々に優秀な方が対抗馬として登場してきます。

その中で、山口多聞たちは「どのようにテンション・モチベーションをキープした」のでしょうか。

「自分は出来る」と
思う何かがあったのかな?

それは、本人も分からなかったのでは
ないかしら・・・

確かに、そうかも知れません。

実際は、本人に聞くしかないでしょう。

「あの時、何を考えていたのか?」と思い込み

適塾卒業生:左上から時計回りに大村益次郎、福沢諭吉、橋本左内、大鳥圭介(Wikipedia)

本人に聞くことが可能であれば、本人に聞くしかなさそうな「自信の根拠」。

一方で、後になって

あの時、
どういう気持ちでしたか?

と尋ねられると、

・・・
何だっけ?

みなさん、意外とあやふやです。

これは、子どものみなさんが大人になって、大学生〜社会人になると分かるでしょう。

「あの時、何をしたか?」すら意外とあやふやです。

さらに、「何を考えていたか?」というのは、不明確です。

ノートやメモに記録が残っていれば「比較的思い出す」でしょう。

ところが、記録がない場合、「何を考えていたか?」は本人しか分からないことです。

そして、その時「何か衝撃的なこと」などがあれば別ですが、大抵「何を考えていたか?」は覚えていないのです。

「その時、思っていたこと」は、後になって本人「思い込み」であることもあります。

いずれにしても、

出来ない・・・

とか、

自信がない・・・

と思っていて、

あれ、
やってみたら出来ちゃった・・・

というのは、「非常に稀」であり、そういうことは少ないのが現実です。

えっ、
そうなの?

まずは、自分に適度な自信を持ちましょう。

それがないと、なかなか進みません。

でも、問題解けなかったり、成績悪いと
自信がなくなる・・・・・

受験生は、点数・偏差値が出てくるので、「良くないとがっかりする」でしょう。

それは誰しもそうなのです。

出来ること・分野に自信:育む自信

まずは「自分に出来ること」をしっかり意識しましょう。

僕、算数の比とか割合は
結構出来るよ

でも、立体図形が
よく分からない・・・

ある一分野が出来ていれば、少し発想を変えて、取り組んでみれば、少しずつ出来るようになるでしょう。

小学生の算数の学力は、多少は「センス」や「ひらめき」の影響があります。

やっぱり、
「センス」や「ひらめき」の影響があるじゃん・・・

私、「センス」や「ひらめき」は、
それほどないかも・・・

実際には、成績・点数による「学力の違い」は、「習得・訓練のレベル」による影響が強いことが多いです。

じゃ、「多少は影響がある」って
どういうこと?

「習得・訓練のレベル」の方が、「成績への影響は遥かに大きい」のは、ある程度立証できそうです。

一方で、「センス」や「ひらめき」の影響が「ない」というのは、非常に難しいことです。

歴史で「なかった」と説明することが「非常に困難である」ことの話をしました。

算数・数学では「〜はない」と全否定することが可能であることが多いですが、実社会はそうではないのです。

そこで、「センス」や「ひらめき」の影響は「多少ある」という結論になります。

そこで、まずは

僕には
できる!

と思って、習得することを目指すのが最善です。

「出来ること」を大事にしながら、他のことも

あれが出来るから、
これもやってみれば出来るはず!

と考えて、どんどんやってみましょう。

少しずつ学力が上がってゆくでしょう。

新教育紀行

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次