前回は「一緒に行って体験しよう」の話でした。
安土城址に行った時の話でした。
安土城は山城ですが、それほど高い山ではありません。

小高い山ですが、石段は前回お見せしました通り、結構急です。
山頂に登ってみましょう。

「ああ、この地で織田信長は夢を描いたんだな。」と様々な思いに浸れます。

なんでも実際に行ってみたり、やってみることは大事です。
その場所にしかない景色は映像でも体験できますが、その場所にしかない匂いや空気感などの「独特の何か」は必ずあります。

美しい琵琶湖が臨めます。
中世:信長の頃から近世の江戸時代にかけて、水運(船)は非常に重要でした。
まだ自動車も飛行機もない時代です。
安土城は京都の近くにあります。
そして、陸路を騎馬で行くよりも琵琶湖の水運で「緊急時に京都に素早く駆けつけられる」位置にありました。
今は琵琶湖は多くは観光資源ですが、近世に至るまで「地域の水瓶」として土地を潤してきました。
滋賀県は、日本有数の米の産地として農業も産業も大きく栄えた国だったのです。
昔は近江という地名で、一部にまだ残っています。
京都に近く交通の要衝で、産業・農業が非常に発達した非常に重要な場所でした。
もし歴史がお好きだったり、城が好きでしたら、子どもも一緒に連れて行ってあげてください。
子どもが小学校低学年なら、
織田信長って誰?
となります。
後になって、日本の歴史の一つの舞台ある場所に実際に行ってみたことは覚えてくれているかもしれません。
自分の行きたいところに行けて、子供も歴史や地理に詳しくなって、一石二鳥です。
なにより「実際に行ってみよう!」が大事であることがわかるのは、生涯に渡って貴重な経験になります。
そして、実際に体験したことは頭脳に記憶されますから、歴史・地理など関連する事項を勉強する際に頭にどんどん入っていきます。
「自分の趣味」とお考えにならず、
子供と一緒に行けば、楽しい!
と考えて、行きたいところに行ってみましょう。
お子様に「実際に行ってみること・実行すること」の大事さを伝えましょう。
それは将来にわたり、子どもにとって大きな財産になるのではなるでしょう。