自分で気づく大事さ 2〜算数(数学)・理科が「分からない」から「分かる」へ〜|中学受験・高校受験・大学受験

前回は「自分で気づく大事さ 1〜プラモデルと算数〜」の話でした。

今回は算数(数学)・理科が

難しい・・・

分からない・・・

という方向けの話です。

算数と数学では「だいぶ違う」かもしれません。

基本的考え方が「数学よりも易しい」算数ですが、算数の難問の中には「かなり難しい」ものもあります。

数学の微分積分・数列・複素数などの内容は、算数よりも難しい概念です。

難しい概念ですが、基本が分かればある程度出来ます。

今回の具体的な話は、数学ではなく算数の領域ですが、考え方は応用できるでしょう。

木製ブロック(新教育紀行)

小学校中学年〜中学受験で「ブロック・積み木の問題」があります。

こうした図形の問題は、立体図形でも平面図形でも「図をしっかり、丁寧に描く」ことがまず大事です。

図形問題では、大抵問題の一角に、対象となる図形が描かれています。

そういう図形に「描きこむ」のも良いですが、理解を進めるには「全体を描く」ことをお勧めします。

試験の際には、時間との兼ね合いもあるので「描きこむ」でも良いですが、学ぶ際は「全体を描く」のです。

それらの図形が円・楕円などの「きれいに描くのが難しい」図形の場合。

その時は、問題の図形を利用しても良いでしょう。

算数実践82~84では、少し丁寧に「図形問題への取り組み」の話をご紹介しています。

解き方・図形を眺めて、

読んだら、
理解できたよ。

だけではなく、ぜひ描いてみましょう。

ブロック・積み木の問題では、「前から・横から見たら、どう見えるか」をイメージすることが大事です。

木製ブロック(新教育紀行)

こういう問題は「斜めから見た絵(アクソノメトリック図)」が問題と共に出てきます。

その絵を見ながら、頭の中でイメージできるようになることが大事です。

木製ブロック(新教育紀行)

とは言っても、「絵や図を見て、具体的にイメージできるようになる」のは難しいことです。

そこで、「実際にブロックを並べて、前から・横から・上から見てみる」ことが大事です。

木製ブロック(新教育紀行)

前から見て、
絵を描いてごらん。

子どもに「見たまま描いてみる」をやってもらおうとすると、

え〜、
上手く描けないよ。

と大抵言います。

上手く描けた方が良いのですが、上手くなくても良いのです。

木製ブロック(新教育紀行)

このブロックの例は、3×3の立方体を基本としていて、小学校中学年程度向けです。

新小学校6年生の中学受験生の方は、

これは、
もう簡単!

という方も多いでしょう。

このブロックが「5×5が基本の立方体」になると、なかなか難しい問題になりそうです。

木製ブロック(新教育紀行)

中学受験〜大学受験の方も、この基本的なブロックへの考える姿勢・イメージを大事にしましょう。

そして、「少しずつ、上手でなくても描く・書く」ことを着実に行うこと。

それによって、少しずつ理解が進みます。

「出来ない」から「出来る」「分かる」になるでしょう。

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