前回は「ゾイドを作ろう 1〜小学生が楽しく工作できるゾイド・完成形のイメージ・説明書の絵とパーツを確認〜」の話でした。
少し難しい工作を親子で作成:子どもの好奇心を喚起
パーツを組み合わせて、動くゾイド。
作るの
面白そうだね・・・
実は、ゾイドは子どもが4歳くらいの時に一度作ったことがあります。
それは、
ゾイドの面白さを
伝えたい。
ことともありましたが、
久しぶりに、
僕がゾイドを作ってみたい。
と感じたこともあります。
その時は、僕が全部子どもの前で作りました。
完成したゾイドを子どもに渡すと、
うわっ!
動くね!
子どもは「動くおもちゃ」に興味津々で、楽しく遊んでいました。
ここを
押すと動くね!
スイッチを押すと動くゾイドが、最初は不思議でならないようです。
楽しんでくれて
よかった・・・
ところが、その後すぐにバラバラになってしまいました。
少し
早かったかな・・・
当時は早すぎて、子どもがよく分からなかったみたいです。
あれっ?
壊れちゃった・・・
その後、戦車のペーパークラフトなどを子どもと一緒に作りました。
ここに
こう貼ってみよう!
うん!
やるね!
この戦車のペーパークラフトは完全に大人向けで、子どもが作成する対象ではありません。
これは「難易度が高い工作を子どもにやってもらう」意図があったのではありませんでした。
僕が歴史が好きなので購読している歴史群像に「付録でついてきた」ペーパークラフトです。
これは、
大人でもちょっと大変だ・・・
なんか、
面白いね!
作成してみると思ったより難しかったですが、子どもと一緒に楽しく作り上げました。
「やってみて初めて分かる」体験
今回は、少し難しいペーパークラフトやプラモデルを経ているので、
ここは
作れるよ!
ゾイドを作るのはスイスイ進みます。
ここの
説明書をよく見てね。
大丈夫!
こうすれば良いんだね!
当初は、ガンダムなどのプラモデルを作って、ゾイド作成に行く予定でした。
ところが、「戦艦大和のペーパークラフト作成」という横道にそれました。
この時は、子どもに
作ってみる?
と聞いたら、
うん!
作ってみたい!
と言ったので、作成してみました。
この「戦艦大和」も「戦車」同様に、雑誌「歴史群像」の付録です。
子どもが、
難しそうだから、
ちょっと・・・
と言ったら、作成を見送ったでしょう。
ざっとみてみて、作成が大変そうなのは想像していました。
作成時間が
25時間くらいか・・・
「25時間程度の作成時間」と記載されていました。
まあ、やってみれば
出来るだろう・・・
どころが、実際に作成してみて、
こんなに大変だとは、
思わなかった・・・
が実情です。
特に、
小さなパーツを切って、
組み立てるのが、大変・・・
考えていた以上に、長い時間がかかりました。
「実際にやってみないと分からないこと」だったのです。
「やってみて初めて分かる」ことが多いのが現実です。
考えて描いて自分で気づく体験:プラモデルと算数の類似性
学びに関しても、同様なことがあります。
実際に取り組んでみないと「難しいか、難しくないか分からない」ことがあります。
得意・不得意が分かれやすい図形問題。
この補助線は、
思いつかなかった・・・
「一本の補助線」で、スッと見えてくることが多い図形。
あ〜あ・・・
分かんなかった・・・
入試・模試などでも、様々工夫した問題が出てきます。
「出来なかった」から、
僕には
出来ないんだ・・・
と苦手意識を持たないことが、最も大事だと思います。
良い補助線に気づかなかった時は、
なぜ、この補助線が
上手いのだろう・・・
他の補助線より、
どこが良いのかしら。
と少し考えてみましょう。
a.長方形や正方形など、問題の図形を構成する基本的図形の半分などの面積が分かる
b.新たな交点がなく、問題の図形をきれいに分割している
「うまい補助線を引く」のは、多くの場合において「ヒラメキ」ではなく「理由がある」のです。
その「理由」が分かれば、
あっ。
そういうことか!
と一気に見えてきます。
その「見えてくる」のは塾などで教わることもありますが、「自分で気づく」ことがベストです。
そして、「自分で気づく」と「自分なりの理解が進み、学力が大きく上がる」のです。
そういう学び方をすると、「一題解いて数題以上問題を解く効果」が出るでしょう。
そして、学力も成績も上昇してゆくでしょう。