前回は「成績・合格判定が「上がらない」ときの気持ち〜得意分野を見つける・受かる子の考え方・あなたの「学びの四天王」を意識・とても頼りになる四天王たち・「学びの四天王と共に」〜」の話でした。
受かる子の考え方：得意分野を広げる
一つでも自分が好きな科目があると、受験は強くなります。
好きな科目は、自分で好んで勉強するので、
好きだから自発的に勉強 → 学力が上がる → テストの点数が上がる → 自信がつく → さらに好きになる
→ さらに好きだから自発的に勉強 → ・・・・
と非常に良い好循環になる傾向があります。
対して、不得意科目は、
好きでないから勉強したくない → 学力が上がらない → テストの点数が上がらない → 自信がなくなる
→ さらに嫌になって勉強したくない → ・・・・
と悪循環になる傾向があります。
そこで、「自分の得意分野を強く意識する」話をしました。
各科目において、
全ての分野が
好き！
という方は少ないでしょう。
算数が得意な方でも、
ちょっと整数の
問題が苦手かな・・・
など、「ちょっと苦手分野」があるものです。
そうした中でも、自信を失わずに、
僕には図形が
ある！
など意識することが大事です。
なかなか思うように成績が上がらない算数と数学
算数（数学）は、比較的スランプになりやすい科目なので、時々テストの点が下がることがあります。
概ね、学べば学ぶほどテストの成績が良くなる中学受験〜大学受験の勉強。
「勉強時間に比例して、成績が良くなる」わけではありません。
ある程度は、「勉強時間と成績」には、比例・相関関係があるでしょう。
算数（数学）は基礎的な問題は「やればやりほど、学力・成績が上がる」傾向があります。
一方で、「一定レベルの以上の難問」は、突然成績が下がることがあります。
えっ！
こんなに成績が下がった・・・
私は、
算数が出来ないんだ・・・・・
こういう風にテンションが下がってしまうことがあります。
場合によっては、
僕は、
頭が良くないのかな・・・
私には、
算数のセンスがないのかな・・・
と自らの能力を勝手に低く評価してしまう時もあるでしょう。
中学受験〜大学受験において、成績と能力・センスは、多少は関係があるかも知れません。
う〜ん・・・
「多少」なの？
成績良い人って、
頭いいんだな〜って思うけど・・・
多少は関係あるかもしれませんが、「成績と能力・センス」には大した関係がないのが現実です。
それは、皆さんが成長してゆくにつれ分かることでしょう。
科目の中でも、少し「意地悪な」面がある算数（数学）。
成績が一時的にダウンすることがあるかもしれません。
そういう時も、挫けないで
まあ、
こういうこともあるさ・・・
自分の弱点が
分かったわ！
とポジティブな気持ちで、落ち着いて勉強してみましょう。
そういう時に、「テクニック・コツ」に走りすぎない方が良いです。
しっかりした「考え方」を身につけるようにしましょう。
すると、学力がしっかり・着実に上がってゆくでしょう。
得意分野が多い科目を信じる：得意分野が広がってゆくイメージ
「あなたの得意分野=四天王」が「各科目に一つずつ」あると理想です。
ところが、ある科目が苦手で「得意分野がない」ことも考えられます。
実は、僕は
国語が苦手で・・・
国語の
得意分野がない・・・
理科なら、
好きだから得意分野が2つあるよ！
こういう方もいらっしゃるでしょう。
そういう時は、あなたの四天王の科目の二つに理科になってもらいましょう。
今は、
国語の得意分野がないけど・・・
理科は、てこ・バネと
実験問題が得意！
二つ得意分野がある科目は、その科目とあなたの相性が良いのでしょう。
すると、その科目は得意科目になる可能性が高いです。
でも、
得意分野がない国語が・・・
国語はいつも成績が
良くないし、とても不安・・・
「得意分野がない」と、あまりやる気も湧かない傾向があります。
そういう時は、
国語は、
合格ラインを少し下回っても良い！
出来る範囲で、
学力を上げてゆこう！
と考えてみましょう。
得意な分野から科目全体の勉強を進めてゆきましょう。
理科は、僕の四天王の
てこ・バネと実験問題をさらに学ぼう！
これらは得意だし、
好きだから勉強が楽しい！
得意分野の強化をして、それらの「学びの四天王」の分野には、今後ますます頑張ってもらいましょう。
頼むよ！
僕の四天王！
ははっ！
お任せを！
「学びの四天王」の方々には、今後の模試などで奮戦していただき、大いに活躍してもらいましょう。
そして、模試などで「学びの四天王」が活躍して、成績が上がってくると、全体的に自信ができます。
適度な自信が出来ると、
最近、不得意だった
国語の成績が上がってきた・・・
すると、不得意分野も少しずつ成績が上がってゆくでしょう。
