子どもと戦艦大和のペーパークラフトをつくる 10〜戦艦大和の艦橋・複雑な形状をハサミで切る・少しずつ生まれる自信・「上手くできたところ」を褒める姿勢〜|鍛える創造力

前回は「子どもと戦艦大和のペーパークラフトをつくる 9〜少しずつ出来る経験:易しいことから難しいことへ・少しずつ上達する実感・仕組み・隠れた部分を理解する姿勢〜」の話でした。

目次

戦艦大和の艦橋

かなり、戦艦大和らしくなってきました。

いよいよ大和の艦橋を作ってゆきます。

戦艦大和の艦橋で指揮した提督たち:左上から山本五十六 連合艦隊司令長官、宇垣纏 第一戦隊司令官、伊藤整一 第二艦隊司令長官、有賀幸作 大和艦長(連合艦隊司令長官 別冊歴史読本 新人物往来社、Wikipedia)

艦橋とは、戦艦大和の艦長がそこにいて、指揮をする場所です。

艦隊・戦隊(複数の艦船でグループを組んで戦う)の旗艦となることが、多かった戦艦大和。

その場合は、司令長官・司令官も艦長と共に艦橋で、戦闘を見守りました。

いわば、「戦艦大和の頭脳」にあたる艦橋。

複雑な形状をハサミで切る:少しずつ生まれる自信

かなり複雑な形が出てきました。

子どもに切ってもらいましたが、少し曲がった部分があるものの、なかなかの出来です。

これは
、上手だよ。

出来るように
なってきたよ。

このパーツをハサミで切るのは、大変です。

折り込むラインには、軽くカッターを入れておいて、折りやすくしますが、それでも大変です。

僕が折って接着しましたが、この複雑な形状を作るのは、かなり大変です。

ほら、
ここを見て。

こうやって、
折って接着するんだよ。

うん。

形状が複雑なので、子どもには難しいですが、せっかくの機会なので、作っているところは子どもに見せましょう。

小さなパーツをつなげて、艦橋らしくなってきました。

これらを接着してみます。

出来てきたね。

僕も、ここまで複雑なペーパークラフトを作成するのは、初めてですが、だいぶコツが掴めてきました。

「上手くできたところ」を褒める姿勢

つくるのが僕ばかりなので、切るのは出来るだけ子どもにやってもらいます。

ここがちょっと曲がっているけど、
うまく切れているよ。

子どもがやって、「ほぼ完全に上手く行く」ことは、ほとんどありません。

「良いところ」「上手く出来たところ」を褒めるようにしましょう。

大人から見るとイマイチなことが多いですが、子どもは子どもなりに頑張っていることが多いです。

「頑張ったこと」を否定されるのは、誰しも嫌なので、「一生懸命やった結果」は褒めるようにしたいです。

小さなパーツが続きますが、なんとか作成を続けます。

ちょっと
疲れてきたけど・・・

内心「疲れたな」と思いますが、子どもも一緒なので、もう少し続けましょう。

これは切るのが難しいから、
よく出来たよ。

少し曲がったり、白い部分が残っていますが、概ね切れています。

小さなパーツで接着に問題がありそうなところだけ、僕がカッターで調整します。

すごく小さいね。

ピンセットで、こうやって
接着したよ。

このくらいの小さいと、ピンセットで曲げたりすることすら、非常に難しいです。

ほぼ艦橋ができました。

「少しずつ完成する」経験は、子どもにとって大事です。

艦橋の細かな部分の作成を進めてゆきます。

新教育紀行

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次