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社会の知識チェック問題 11〜明治海軍の立役者〜|中学受験の歴史

前回は「社会の知識チェック問題 10〜明治新国家の立役者 2〜」でした。

少し細かい人物です。

次の人物を答えて下さい

薩摩藩士出身。

薩英戦争・戊辰戦争に従軍し、海軍士官となる。

西郷従道に目をかけられ、日清戦争後に海軍大臣となり、日露戦争の際に東郷平八郎を連合艦隊司令長官に任命。

その後、2度にわたり総理大臣となる。

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答えは山本権兵衛です。

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山本権兵衛(国立国会図書館)

西郷隆盛の推薦で、勝海舟に海軍の指南を受けたとされます。

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西郷隆盛(国立国会図書館)

征韓論で西郷隆盛が下野すると、山本も追って下野して薩摩に戻りますが、西郷隆盛自身の説得で政府に戻ります。

西郷隆盛亡き後は、西郷隆盛の弟の西郷従道に能力を認められます。

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西郷従道(国立国会図書館)

日清戦争後には、西郷従道のバックアップもあり海軍省内で、大幅な人事刷新を断行し、日露戦争に備えます。

1902年の日英同盟締結を積極的に支持します。

日露戦争の足音が聞こえてくる中、英国の戦艦購入を目論みますが、予算がありません。

ロシアの大規模艦隊に対抗するためには、日本も最新鋭戦艦が必要だ。

困った海軍大臣の山本。

海軍のドンである西郷従道(西郷隆盛の弟)に相談にゆきます。

ならば、予算を流用するがよか。
これはやってはいけないことだが、国家のためごわす。
発覚したら、二人して二重橋で腹切れば良か。

西郷さんが、そこまで言ってくれるなら、私も腹を決めましょう!
予算流用して、戦艦を購入します!

そして、予算を流用して大英帝国から購入に踏み切ったのが、のちに連合艦隊の旗艦となった戦艦三笠です。

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連合艦隊旗艦 戦艦三笠に座乗する東郷平八郎連合艦隊司令長官(Wikipedia)

このスケールの大きさは、すごいことです。

日露戦争開戦時には、連合艦隊司令長官として東郷平八郎を指名します。

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東郷平八郎 連合艦隊司令長官(国立国会図書館)

東郷起用の理由を、明治天皇に尋ねられた山本。

なぜ、東郷がよいのか?

彼は運が良いですから。

この人事は、一部で猛反発を受けました。

司令長官など海軍人事は、海軍大臣の専権事項!
つまり、私が決めることなのだ。
外野は黙っていろ!

山本は反論を突っぱねて、東郷平八郎の連合艦隊司令長官への任命を断行します。

山本に大いなる期待をかけられた、東郷平八郎連合艦隊司令長官。

山本大臣はじめとした方々の期待に答えねば!
全身全霊で立ち向かい、必ずや強敵ロシア海軍を破ってみせる!

補佐役の秋山真之参謀らと共に、ロシアバルチック艦隊を、完膚なきまで打ち破る大功をあげます。

軍艦にしても長官人事にしても、日本海軍がロシアに勝つことができたのは、多くは山本権兵衛 海軍大臣のおかげと言えるでしょう。

関東大震災直後の2回目の総理大臣の際は、帝都(東京)復興に尽力しました。

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