前回は「歴史の流れを知ろう〜バルチック艦隊の動き〜」でした。
今回は日本海海戦です。
本国ロシアのバルト海から遠路はるばる日本にきたバルチック艦隊を、連合艦隊は満を持して迎え撃ちます。
連合艦隊の旗艦は山本権兵衛海軍大臣がゴリ押しして、英国から購入した最新鋭の戦艦三笠です。
日本海海戦は東郷平八郎連合艦隊司令長官たちの奮戦で、世界最強と言われたロシア バルチック艦隊をほぼ全滅させる大勝利としなりました。

この時、後に第二次世界大戦(太平洋戦争)で連合艦隊司令長官となる山本(高野)五十六は若手の少尉として日本海海戦で戦い、左手の指を2本失う重傷を負います。

世界中から「あの最強のバルチック艦隊を擁するロシアに、日本海軍が勝てるはずはない」と思われていた戦いでした。
この時バルチック艦隊を日本海で迎撃し、世界中が驚愕したほど想像を絶するような快勝をおさめた日本海軍。

この大勝利によってこれ以後、日本海軍が強敵と戦う際「日本近海で迎撃し、敵艦隊に致命傷を与える」ことが基本理念・ポリシーとなりました。
その「迎撃ポリシー」とも言える日本海軍の大方針に逆らって、遠路はるばる「真珠湾へ奇襲攻撃をかける」壮大な作戦を主導した人物。
それは、日本海海戦に参加した、他ならぬ後の山本五十六連合艦隊司令長官だったのです。
新歴史紀行|戦国・幕末・世界大戦…


真珠湾奇襲攻撃 1〜山本五十六の信念〜|太平洋戦争 : 新歴史紀行|戦国・幕末・世界大戦・世界史への視点
80年前の1941年12月8日に日本軍が行った真珠湾奇襲攻撃の話