第二次世界大戦の軍人・威人達から学ぶこと〜第二次世界大戦の歴史に蓋をする歴史教育・現代日本には「いない」軍人から学ぶこと〜|威人紀行

前回は「威人達から現代の私たちが学ぶこと〜現代に生きる威人たち・歴史の表舞台から消え去った威人達〜」の話でした。

目次

第二次世界大戦の軍人・威人達から学ぶこと

f:id:Yoshitaka77:20220404142446j:plain
山本五十六 連合艦隊司令長官(Wikipedia)

日本の歴史教育では、特に第二次世界大戦に「触れない傾向」が強いです。

一般社会においても、戦時中のことは「蓋をして、なかったこと」にしている感すらあります。

子供と図書館に行ったとき、学習まんがの人物辞典があって、手に取りました。

戦時中の軍人は
誰が取り上げられているかな・・・

まあ、
あの二人だけかな・・・

と思って、手に取って読んでみます。

f:id:Yoshitaka77:20220404142539j:plain
東條英機 首相兼陸軍大臣(Wikipedia)

案の定、この二人だけでした。

第二次世界大戦の歴史に蓋をする歴史教育

新教育紀行
薩摩藩出身の幕末〜明治の威人(偉人)たち: 左上から時計回りに、西郷隆盛、大久保利通、大山巌、東郷平八郎(Wikipedia)

幕末維新から明治の時代には、実に多士済々の政治家・将軍たちが登場します。

ところが、第二次世界大戦の時期の1935年〜1945年頃に関しては、一転して登場人物が急減します。

まるで

山本五十六と東條英機以外は
知らなくて良い・・・

とも言わんばかりです。

人物辞典には、井原西鶴や平賀源内は取り上げられています。

井原も平賀も才能ある立派な人間です。

本来、戦時中の日本の軍人のことは「もっと知っていて良い」というより「もっと知っているべき」です。

特に大きな戦争がウクライナで起きてしまった今は。

現代日本には「いない」軍人から学ぶこと

そこで、「威人紀行」では軍人の方々もご紹介したいと考えています。

他の国々には「いる」のに、現代日本には「いない」職業が一つだけあります。

それが「軍人」です。

自衛隊員の方々を「軍人」と考えるかどうかは、様々な意見があるでしょう。

少なくとも憲法上は「自衛隊員は軍人ではない」のです。

f:id:Yoshitaka77:20220404142807j:plain

今や「絶滅したことになっている」日本における軍人の方々。

1945年をもって「日本国の軍人」は消滅したことになっています。

そこで、1945年までの軍人の方々に光を当てて、彼らの生き様から学ぶことを探します。

写真を見て、すぐに分かる方は少ないかと思います。

日本では第二次世界大戦中の軍人の話は、なかなかしにくい風潮です。

f:id:Yoshitaka77:20220404142816j:plain

「第二次世界大戦における日本」において「良い、悪い」という判断はそれぞれ持っていて良いでしょう。

「たかだか80年余り前の、世界にも非常に大きな影響を与えた自国の歴史」を、まずは知ることが大事です。

ご紹介する過程で、小学生〜高校生の方が、

この人のこと、
もっと知ってみたい!

この頃に
日本の状況をもっと知りたい!

様々なことを感じて、自分で考えたり調べてみるきっかけになると嬉しく思います。

中学受験には直接役立たない内容ですが、読んで頂ければ歴史の知識が深くなるでしょう。

話の中で、様々感じたり考えることは、大いに記述対策になると考えます。

その意味で、中学受験を控える小学生にも読んでいただければ、大いなる力になると考えます。

幅広い方々をご紹介しますが、最初はやはり「ザ・威人(偉人)」とも言える、この方にご登場頂きます。

f:id:Yoshitaka77:20220404140226j:plain
西郷隆盛(国立国会図書館)

どうぞお楽しみにして下さい。

新教育紀行

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次