前回は「受験に向けて不安な気持ちの解消法・解決法〜二宮尊徳「小さなことを積み重ねる」〜」の話でした。
目次

今回は新渡戸稲造です。
五千円札の肖像画にもなった「日本人に非常に馴染みある人物」です。
札幌農学校(北海道大学)で学び、一時は北海道庁に就職した新渡戸は帝国大学(東京大学)へ入学します。
ところが、当時の東大は農業の本場の北大よりもレベルが低かったようです。

東大では
全然ダメだ。



日本は、欧米より
はるかに遅れている・・・
退学して一念発起して米国ジョンズ・ホプキンス大学へ留学します。
ドイツなどにも行き、最後は国際連盟事務次長を務めました。
最も大きな功績は英語で”Bushido(武士道)”を書き、日本の精神を海外に紹介したことでしょう。


井戸を掘って・・・
新渡戸は下記のようなことを言っています。



井を掘りて一尺で出る水を
掘らずに出ぬといふ人ぞうき(憂き)
井戸を掘って掘って、「もう出ないのでは」と不安になってやめてしまわないように戒めているのです。
今、少し不安で「本当に合格するだろうか」と不安になっている子ども・親がいらっしゃるかもしれません。
足元の井戸を掘る気持ちで、もう一踏ん張りしてみましょう。
新渡戸の言う通り、もう少しあと少し頑張ってみて、合格に辿り着きましょう。