前回は「受かる子の気持ち・考え方・不安な時〜チャーチル「チャンスを見出す」〜」でした。
不安な気持ちの中

関西圏の中学校する受験生は、入試当日まで一月ほどとなりました。
焦らずに、健康に過ごして当日をお迎え下さい。
際立った学力をお持ちの方で、
このまま行けば、
志望校合格間違いなし。
という方も、いらっしゃるでしょう。
実際には、そういう方は全体の1%ほどです。
大多数、大抵の中学受験〜大学受験を控える子ども・親は、皆不安です。
中学受験の時、僕も不安な99%の方にいて
果たして、
このまま当日迎えて大丈夫だろうか?
と、日々不安に感じていたものです。
もう30年以上前のことですが、当時の気持ちはなんとなく覚えているものです。
勉強すればするほど、今度は
あれも
出来てない・・・
これも
覚えなければ・・・
となります。
そして、「分かってない部分が出てきて」焦ってしまう気持ちになりがちです。

合格最低点を上回る姿勢
落ち着いて考えてみましょう。
模試も当日の試験も、出された試験問題を全部できる必要はもちろんないのです。
当日に自分が出来る問題がちゃんと出来て、「合計点が志望校の合格最低点を上回れば良い」のです。
確かに
そうかも・・・
今持っている自分の学力を信じて、直前期にもう少し学力あげてみましょう。
偉大な作家・詩人のアーネスト・ヘミングウェイは下記のような言葉を残しています。

今は”ないもの”について
考えるときではない。



”今あるもの”で、何ができるか
考える時である。
「ないもの=まだ自信がいまひとつ持てない分野」ばかり考える前に、大事なこと。
それは「あるもの=すでにある程度出来て、自信がある科目・分野」を大事にする気持ちです。
「あるもの=すでにある程度できて、自信がある科目・分野」を肯定し、自信持ちましょう。
算数のある分野が得意でしたら、
僕は、
ここは大丈夫!
と考えてましょう。
社会の歴史か地理のどちらか得意でしたら
私は、歴史は
大丈夫だから・・・
地理を、
もう少しやってみよう!
僕は社会で歴史は大得意でしたが、地理は全然良くなくて、
このままでは、
まずい・・・
と落ち込みました。
地理は、特に直前期に「得意にはならなくても、合格するためのラインは下回らないように」なんとか頑張りました。
地理ではギリギリのラインで良いから、
得意な歴史で大きく挽回しよう!
と。
現在自分の持てる力を信じて、合格向けてもう少し突き進んでみましょう。