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歴史の流れを知ろう〜バルチック艦隊の動き〜|歴史

前回は「歴史の流れを知ろう〜日本陸軍の戦略〜」でした。

陸軍は陣容が固まりました。

陸軍も海軍も超強力なロシアに勝つには、海軍も大事です。

山本権兵衛海軍大臣は新たに東郷平八郎を連合艦隊司令長官に任命します。

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山本権兵衛海軍大臣(国立国会図書館)

三国干渉を主導し、日本に遼東半島返還を迫ったロシアは旅順に進出し、巨大要塞を築き上げて、アジア太平洋地域侵攻のための旅順艦隊を配備します。

東郷率いる連合艦隊は、ロシアの旅順艦隊を攻めるのに苦労します。

旅順が強固な要塞となっていたため、要塞を持つ艦隊を責めるのは戦場における「城攻め」にも似ていたからです。

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東郷平八郎 連合艦隊司令長官(国立国会図書館)

ここで、児玉源太郎総参謀長が出てゆき、「常識外の戦法」を命じて旅順艦隊撃滅を主導します。

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児玉源太郎 満州軍総参謀長(国立国会図書館)

「日本海軍など旅順艦隊だけで十分」と思っていたロシアは驚きます。

驚いたものの、まだロシアには本国に最強と言われるバルチック艦隊がいました。

「ならば、バルチック艦隊を派遣して日本海軍を全滅させろ!」とロシアは最終手段にでます。

モスクワ近海にいたバルチック艦隊は日本目指して進行します。

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バルチック艦隊航路(Wikipedia)

数多くの艦船を擁したバルチック艦隊は二手に分かれて、日本目指して大遠征を開始します。

喜望峰を廻る艦隊は半年以上かけて、日本にやってきました。

バルチック艦隊にとって、途中に数多くの領土を持つ大英帝国の協力は必須です。

ロシアは英国に協力を申し出ますが、英国は日英同盟を盾に拒否します。

バルチック艦隊が日本へ行くまで、英領への寄港を一切許可しません。

さらには、英国艦隊を派遣し「国際法に抵触しない」ギリギリのラインで、バルチック艦隊を揺さぶります。

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大英帝国の大いなる協力により、バルチック艦隊は十分な整備をすることができないまま、一路日本を目指します。

対する日本海軍は自国のドックで完全なる整備を行い、万全の体制でバルチック艦隊を迎え撃つことになりました。

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秋山真之 第一艦隊参謀(Wikipedia)

明晰な頭脳で知られる秋山真之参謀が作戦を練り「どこで、どのようにバルチック艦隊を迎え撃つか」考えます。

バルチック艦隊が「太平洋に抜けるか、日本海に来るか」を様々な情報を駆使して探り、「日本海にくる」確報を得ます。

東郷平八郎率いる連合艦隊は、日本海でバルチック艦隊を万全な体制で迎撃する準備を着々進めていました。

陸の「大山+児玉」と海の「東郷+秋山」がそれぞれ中心となり、遥かに強大なロシアと戦ったのです。

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