前回は「記述式問題への考え方 3」の話でした。
算数や理科で「想定される答え」がある記述式問題は、まずは「答えが分かる」ことが大事です。
答えが分からなければ「記述しようがない」のも事実です。
記述式は「分かること・理解していること」は途中まででも良いので、ハッキリ書いてゆきましょう。
記述式の多い学校の教員・採点者は、「記述式の採点」でお子様が「何を考えていて、どこまで理解しているか」を一生懸命読み取って、点数をつけます。
「分かっていても」書いていないと「読み取りようがない」のです。
書いている途中に「はい終わり!」と試験が終了になっても、走り書きでも良いので、「僕(私)はここまで分かっているよ!」と表現しましょう。

そのためには、「書くこと」を好きになって欲しいです。
塾のテキストや模試などで「記述式」問題の答案を書いた結果、良い点がもらえなかったり、xをもらっても、がっくりしないで下さい。
大事なことは、試験当日に出来ることで、その前に「出来るか、出来ないか」は大きな問題ではないのです。
小学生新聞など読んで、お子様が自由に意見を書いてみたことに親御様は暖かめに◎や○、あるいは△をつけてあげます。
そして、塾などでxをもらってきたら、「でも、一生懸命やったじゃない」と褒めてあげましょう。
そして「模範解答や考え方を学んでみましょうね」とお子様と一緒に、お子様の書いた答案と模範解答を一緒に読んでみましょう。
そして、少しずつ「書くこと」に慣れてきて、「自分の考えていることを書くのは、楽しいかも」とポジティブな気持ちになるといいですね。
そういう気持ちになると、記述式問題が得点源になるでしょう。