前回は「記述式試験へのベストな姿勢〜志望校の教育理念を参考に、記述式に強くなろう!〜」の話でした。
記述式試験は難しく考え過ぎず、お子様みなさんが得点を高めて欲しいと思います。
前回は、音楽のK先生のスタイルから武蔵中の教育理念の話をしました。
音楽は入試にはありませんし、芸術的側面もあります。
そのため、少し特殊かもしれません。
僕がいた頃の武蔵中学は社会科は非常に面白い先生ばかりで、特殊で面白い授業をされる方ばかりでした。
記述式の学校の多くは「自らの意見を持つこと」が最も奨励されます。
記述式は「しっかりした理解度を問う」問題です。
そして、「独自性を持つ子供かどうか」を面接ではなく、紙に書いてもらうことで判断しようとしているのでしょう。

「様々な答えが考えられる」タイプの記述式試験は「思ったことを遠慮なく、むしろハッキリと主張して」書きましょう。
その「独自の考え方」を各中学校の採点者は待っているのです。
麻布中学もそういう面があるでしょう。
なんとでも書ける記述問題に対して、はっきり個性を出すことが求められているのでしょう。
記述問題を出す中学校を志望する場合、理科・社会で「ハッキリと・思い切り自らの意見を書く」を念頭において下さい。
合格に大きく近づくでしょう。