前回は「受験の方針と様々な費用 2」の話でした。
今回は中学受験で塾に行く場合、「何年生から行かせるべきか」の話です。
中学受験の低年齢化が始まったのは、いつ頃からでしょうか。
以前、僕が受験の入塾時期の低年齢化を感じた話を書きました。
感覚的には、2010年頃から低年齢化が進んだと思います。
ちょうどその頃は少子高齢化がさらに進んだ時期で、塾側の戦略もあったでしょう。
多くのお子様は「小学校4年くらいから」塾に行かせているのでしょうか。
下記の記事を読んで色々と感じました。

「小4からのガチ受験」と「小6からのゆる受験」が取り上げられており、今は「第三次中学受験ブーム」という話です。
記事の中で「中学受験はネガティブな理由ではなく、ポジティブな理由で」とあり、これは、とても共感できます。
親子して大変な中学受験ですから、ポジティブに取り組んだ方が精神衛生上も良く、お子様の志望校合格も近づくでしょう。

中学受験するメリットとして「教養」と「勉強する姿勢」が身につくことが挙げられています。
それは一面に過ぎないと思います。
教養といっても、小学生の時期に無理に沢山知らなくても良いでしょう。
「物事をたくさん知っている=教養が高い」とは限らないでしょう。
「ポジティブに」と考えたい中学受験ですが、実際は子ども本人・親・あるいは他の方も含めて、大変です。
多大なエネルギー・時間・コストがかかる中学受験は、「ネガティブな要素が非常に多い」のも事実です。
「塾に行かせ始める時期がいつか?」は、各ご家庭にとって非常に大事な問題だと思います。
これは、各子供・ご家庭次第で「答えはない」のですから、親御様がよくお考えになるのが良いと思います。
他の家庭の子供の動向が気になる方もいらっしゃるかもしれません。
他の子は他の子。
うちの子はうちの子。
という姿勢が最も大事です。
個性はそれぞれで、それぞれのお子様が「どういう個性のある学校に行くか」もそれぞれだと思います。
親御様が「うちの子はうちの子」という強い気持ちを持つことが、お子様も安心するでしょう。
そして最終的に、志望校合格という良い結果をもたらすでしょう。