前回は「質問ご回答 6〜暗記問題のコツ:学んだ知識を習得〜」の話でした。
男子難関校志望のGくんの親御様からご質問を頂きました。
息子が首都圏難関中学校を受験します。
質問回答6で「コアプラス等取り組んできた参考書で十分」とご回答頂きました。
また、「親が新たな参考書の一部分を選択して、子供がやってみる」とありました。
ただ、両親共に中学受験経験が御座いませんため、よく分からないです。
息子は「知らない問題が出たら」と不安がっております。
どのようにしたら良いでしょうか。ご意見お聞かせ下さい。
ご質問頂き、有難う御座います。
私の回答としては「取り組んだ問題集・参考書を総復習し、『完璧に覚える』くらいやってみる」のがベストかと思います。
取り組んだ問題集・参考書を「完璧に吸収する」のは、現実問題としては困難です。
「完璧を目指して」より一層取り組んでみましょう。
「もうやり切った」つもりでも、意外と「記憶があやふや」だったり「見過ごしていた項目」はあるものです。
問題集・参考書によりますが、それぞれの書籍は大勢の専門家の方が関わって、一生懸命作り込まれています。
よく読むと非常に丁寧に網羅されていることが多いです。
歴史まんがの話は、ぜひコラム等の項目にも目を通してみて下さい。
かなり細かいことが記載されていることもあります。

また、御自身が中学受験未経験で「よく分からない」点は、お気持ち分かります。
問題内容を理解するよりも、子どものことを考えてみてはいかがでしょうか。
問題はよく分からなくても、子どもが「どういう分野が得意・不得意」を最もよくわかっているのは親御様だと思います。
問題をご理解頂かなくても、
子どもは、この辺りが、
ちょっと不得意そうだ。
と感じたら、そこを選んであげれば良いと思います。
無理をして、新しい問題集等をやらなくても良いでしょう。
取り組んだ問題集を毎日きちんと復習しましょう。
お子様が「知らないことが出たら」と不安なことに関しては、「知らないことは出る」と思っていて良いと思います。
知らない問題が10%出たら、残り90%を合格できるようにキッチリ出来るようにしましょう!
大事なことは「全部出来る」ではなく、「合格点に達すること」です。
「知らないこと」「思い出せないこと」に時間が取られすぎない様にしましょう。
他の問題もしなければならず、精神的にも緊張している中、試験中に思い出すことは、なかなか難しいです。
息子様が第一志望校に合格されることを心より願っております。