前回は「合格の秘訣・ポイント〜完璧目指して復習〜」の話でした。
関東圏の中学受験は、いよいよ残すところあと5日ほど。
大学受験は私立の二次試験がまもなく本格化し、国立大学二次まで一月となりました。
ここにきて、日本全体が非常に寒くなる傾向となり、各地で朝と夜の寒さが非常に強い時期になりました。
受験生の皆さんは、とにかく体調第一で試験当日に臨めるようにしましょう。
「直前まで一生懸命頑張る」姿勢は非常に大事です。
その頑張る勢いが合格への突破口となります。
受験生をもつ親の方々も、子供をうまく励ましてあげましょう。
試験開始まで、
最後の最後まで頑張る!
気持ちはぜひ持って欲しいですが、それでもなお「健康第一」です。
「頑張る勢いが大事」というのは、感覚的には、物理学の運動エネルギーと同じと考えて良いでしょう。
運動エネルギー
って何?
これは、中学〜高校の物理学で習うことですが、運動エネルギー=1/2mv2(2乗)です。
動く物体の持つエネルギーは、「質量(重さ)」と「速度の2乗」に比例するのです。
受験生の持つ「合格への思い・勢い」は、速度に例えられるでしょう。
そこで、「そういう強い思い」を強く、強く持つことが、「2乗との勢い」となって当日の力となるでしょう。
「強い思い・頑張る気持ち」は大いなる「合格への推進力」となります。
考え方次第ですが、とにかく試験でもなんでも勝負事は最後は「強い気持ち・思い」が勝敗を分けるでしょう。

「最後の最後まで頑張る!」気持ちは極めて大事です。
一方で、最後の5日ほどの勉強が、当日の試験の成績に与える影響は非常に小さいのが現実でしょう。
「たまたま、最後の5日くらいで覚えた暗記問題が出た!」という事態もあるかもしれません。
しかし、その確率は非常に小さいです。
「最後まで頑張る!」気持ちは大いに大事ですが、「最後の5日ほどの学びによる学力の影響は小さい」のです。
それよりも試験当日の体調の方が、試験に与える影響は遥かに大きいでしょう。
そこで、「最後まで頑張る!」気持ちを大いに持ちながら、「とにかく健康・体調管理第一」です。
国公立大学受験生は、残り一月ありますので、これは大きな差となります。
特に、共通テスト(僕たちの頃はセンター試験)と二次試験の形式が大きく異なります。
共通テストの「答え・選択肢を選ぶ」試験形式と記述形式では、感覚が全く異なります。
そこで、「選択肢を選ぶ」形式に慣れすぎると、不思議と記述試験に弱くなる気がします。
それは「感覚によるもの」であり、学力の本質とは関係ありませんが、二次試験に向けて、最終調整しましょう。
数学・物理・化学などは共通テストの悪影響もあり、最後の一月で大きく学力が変わる可能性があります。
「自分の出来る領域」を増やしたり、拡大するイメージで最後まで頑張ってみましょう。
中学受験〜大学受験、特に記述タイプの試験の方に共通することは、「量より、よく考えてみよう」です。
「最後の総まとめ」を「体調第一」にしながら、最後までやってみましょう。
合格への道がさらに開かれるでしょう。