前回は「2022年のおすすめ時事問題〜ジャガイモ不足と日本の野菜生産量〜」の話でした。
一時は落ち着いた「マクドナルドのポテトがM・Lサイズ販売中止」が、再度中止になりました。
これは「主に米国からの輸入のポテトを使う」というマクドナルドの考えもあると思います。
日本も北海道等でかなり多くのジャガイモを生産していますが、流通・価格面などで米国産に押されているのでしょう。
以前から「日本の食料自給率の低さ」は言われています。

上のグラフから、 カロリーベース・生産学ペース共に自給率はジリジリ下がる一方であることが分かります。
日本は比較的購買力・経済力があるとは言え、今回のような物流混乱や世界戦略を考える時、対策が必要です。
他の国、特に先進国はどうでしょうか。
少し考えてみましょう。

実は、日本同様に比較的経済力のある先進国は食料自給率が結構高いです。

国土が広大なカナダ・オーストラリア・アメリカは、農業が大きな産業でもあり、納得です。
フランスも実は農業大国で、ドイツ・イギリスも日本よりはるかに高い自給率です。
こうしてみると、日本は「様々な要素が低下している」のです。
江戸時代とは大きく異なりますが、国内物流も大事です。
これらを暗記する必要はありません。
グラフなどを出して考える問題は出るかもしれませんから、知っておくと良いでしょう。