おすすめ時事問題・対策・ポイント〜フライドポテトとジャガイモ生産量・〜|中学受験・社会

前回は「おすすめ時事問題・対策・ポイント〜物流混乱とマクドナルド・フライドポテト・日本国内のジャガイモ生産量〜」の話でした。

目次

フライドポテトとジャガイモ生産量

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2021年フライドポテト輸入量(日経新聞)

復活していた「マクドナルドのポテトがM・Lサイズ販売」が、再度中止になりました。

これは、

我がマクドナルド社は、
米国の会社だ・・・

だから、原材料は
米国からの輸入のポテトを使う!

というマクドナルドの考えもあるのでしょう。

「米国産の原材料が輸入できないから、日本産の原材料を使う」にはならなそうです。

会社の方針もあるでしょうが、

米国産と日本産の原材料では、
コストが全然違う・・・

のが本音でしょう。

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ジャガイモ国内生産量(農林水産省)

日本も北海道等で、かなり多くのジャガイモを生産しています。

流通・価格面などで米国産に押され続け、それは、木材なども同様の状況です。

非常に低い日本の食料自給率

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日本の食料自給率推移(農林水産省)

以前から「日本の食料自給率の低さ」は、指摘され続けています。

上のグラフは「日本の食料自給率推移」です。

カロリーベース・生産学ペース共に自給率は、ジリジリ下がる一方であることが分かります。

最近では、「カロリーベースで自給率40%を下回っている」状況です。

この「カロリーベース」には、算定方法などの問題点も指摘されているのが実情です。

そこで、直ちに「日本人の食べる食糧の60%以上が輸入」と言えるかどうかは、議論があります。

具体的数値は、算定基準にもよりますが、「概ねの傾向」として、「食料の半分以上は輸入」です。

日本は比較的購買力・経済力があります。

ところが、今回のような物流混乱や世界戦略を考える時、対策が必要です。

先進国の食料自給率

ロンドン(新教育紀行)

他の国、特に先進国はどうでしょうか。

少し考えてみましょう。

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世界の食料自給率(農林水産省)

実は、日本同様に比較的経済力のある先進国は、食料自給率が結構高いです。

国土が広大なカナダ・オーストラリア・アメリカ。

これらの国、農業が大きな産業でもあり、食料自給率は、ほぼ100%を大きく超える状況です。

フランスも実は農業大国で、ドイツ・イギリスも、日本よりはるかに高い自給率です。

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日本の半導体の国際シェア変遷(2021年経済産業省 半導体戦略)

こうしてみると、日本は「様々な要素が低下している」のです。

1990年のバブル経済崩壊後、経済力・科学技術力などが、世界から大きく遅れをとった状況の日本。

さらに食料自給率なども「後退し続けている」状況の国家が日本です。

この状況には、よほど大きな危機感を持つべきでしょう。

江戸時代とは大きく異なりますが、国内物流も大事です。

グラフなどを出して考える問題は出るかもしれませんから、知っておくと良いでしょう。

新教育紀行

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