前回は「2022年のおすすめ時事問題〜半導体の日本のシェア低下〜」でした。
今回はコロナ禍による物流混乱と日本の野菜生産量に関する話です。
物流混乱で米国等からジャガイモの輸入に支障をきたし、一時はマクドナルドのポテトがM,Lサイズ販売中止になりました。
非常に身近なところで、物流混乱の余波を感じました。

原料のじゃがいもは、日本では北海道がたくさん生産しています。
「北海道産に切り替えれば良いのでは」とも思いますが、マクドナルド内の原料加工や取引の関係もあるのでしょう。
それで、すぐに変更するのは難しかったのでしょう。
じゃがいもの国内生産第一位が北海道ですが、第二位、第三位はどこでしょうか。
ご存じなければ、少し考えてみましょう。

実は九州がジャガイモを多く産出しています。
2位は長崎県、3位は鹿児島県です。

鹿児島県はサツマイモの印象がありますが、ジャガイモもたくさん産出しています。
北海道は国内生産の約80%を占め、圧倒的です。
じゃがいもは結構重くて大きさもあるので、首都圏などの大量消費地へ運ぶのは、大変な手間とコストがかかります。
ジャガイモ生産量世界一は中国で、日本は31位です。