前回は「山崎直子 11~英語部へ〜」の話でした。

文通
英語部で、みんなでNHKラジオ講座を聞いたり、劇を作って楽しむ山崎少女。
ついに、米国の女の子との文通が始まります。

この文通が、
とてもしたかったの。
英語部の醍醐味の一つの、米国の同世代の女の子との文通。
山崎少女の相手は、同い年の金髪の可愛らしい米国の女の子です。


写真もやりとりしたので、



お互いの雰囲気が、
とてもよくわかる。
そして、一生懸命英語で手紙を書きます。
英語を学ぶことは、「将来、英語を話して世界を広げる」ことにつながります。
しかし、中学〜高校生にとって、外国人と接点がないならば、「テストのために英語を学ぶ」ことになります。
それに対して、「米国人に手紙を書く」という明確な目的を持った山崎少女。
大きな意欲が湧いて、ますます英語への勉強に磨きがかかりました。
米国と日本
米国と日本の環境は、非常に大きく異なります。
これは、行ってみればすぐにわかりますが、米国は「なんでも大きい」です。
文通相手の家の写真を見た山崎少女は、



えっ。
これお家?



大きくて、
映画の世界みたい。
日本人の感覚からすると、米国の家はみんな大豪邸です。



大きくて、
映画の世界みたい。
山崎少女の夢は膨らみます。



外国の方と一緒に
働いてみたい。
ここまで考える中学生は、非常に少ないでしょう。
それは、メールが当たり前の現代では珍しくなった「文通をしていたこと」が大きいです。
メールで海外の方とやりとりするのも大事です。
「本人の筆跡が見える」文通は、本人の個性も垣間見えます。
「同い年の米国人と手書きの手紙をやりとりした」ことが、非常に大きな影響を与えました。
広がる世界
高校まで文通を続けて、視野を広げた山崎少女でした。
中学から高校にかけては、小学校の時よりもはるかに行動範囲が広がり、様々な世界が広がります。
「電車に乗って登校」する方もいるでしょう。
「週に何日か電車に乗って塾に行く」経験があっても、「毎日、電車に乗る」ことは大きく異なります。
身の回りの世界が広がる中、山崎少女は一気に米国まで視野を広げます。
現代は、ネットで海外ニュースをみたりするのが非常に簡単です。
中学生〜高校生の方は、ぜひBBCなどのニュースを見てみましょう。
英語がよく分からなくても、「どのような事が話題になっているか」を知るだけでも大きなメリットがあります。
大きな事件・事故などは、日本でも海外でも同様に報道します。
しかし、それ以外の事柄は、日本国内のニュースとBBC、Euro Newsなどの海外ニュースでは大きく異なります。
実際に海外に行ってみたり、海外の方と接する機会があれば最も良いです。
身近なところから「世界を広げる」ことをやってみましょう。