山川捨松 12~幕末のうねり〜|戊辰戦争

前回は「山川捨松 11~優れた兄たち〜」の話でした。

山川(大山)捨松(Wikipedia)
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龍馬の暗躍

元土佐藩士 坂本 龍馬(Wikipedia)

土佐藩を脱藩し、浪人ながら幕府の要人であった勝海舟に見出され、幕末を駆け抜ける坂本龍馬。

当時、朝敵扱いだった長州藩は、外国との貿易にも幕府の目が光っていました。

長州藩士 桂小五郎(木戸孝允)(国立国会図書館)

武器が欲しい・・・

お金はあるのだが・・・

関ヶ原の戦いで敗北し、領地を1/3以下に削られた毛利・長州藩。

勤勉に開墾し、土地を発展させて、財政は比較的安定していました。

長州が外国の最新の武器を
買う方法があるぜよ。

なに!?

我らは亀山社中という
カンパニーを作ったぜよ。

薩摩が外国から武器を仕入れ、
その武器を社中が引き取り・・・

我が長州へ、
ということか!

桂(木戸)からすると、夢のような案です。

薩長同盟

しかし、感情が許しません。

あの薩摩と
手を組むのか・・・

薩摩藩士 西郷 隆盛(国立国会図書館)

あの西郷と・・・

禁門の変で、自重を促した桂。

立場上京付近にいたため、自らも死と隣り合わせとなりました。

西郷め・・・

当時の木戸たち長州の人間にとって、薩摩は悪魔のような存在です。

お気持ちは
わかるぜよ。

桂さんも、長州藩を預かる
立場なのですから・・・

長州を守る責任が
あるのでは。

痛いところを突かれた桂。

むむっ・・・

私が
橋渡しするぜよ。

ついに、桂は折れます。

よろしく頼む。

この後、紆余曲折あるも、なんとか薩長同盟締結に持って行った龍馬。

桂どん。
よろしく頼むごわす。

と言う西郷に対して、顔を引きつらせながらも、

こちらこそ。

と応じる桂。

これで、強大な二つの勢力が同盟を締結します。

会津の動き

当時、京都守護職という京都の全権を握っていた会津藩主 松平容保。

会津藩主松平 容保(Wikipedia)

現代の京都府知事を、はるかに上回る強権を持っていた京都守護職。

さらに強力な武闘派集団が、新たに配下に加わりました。

新撰組局長 近藤 勇(Wikipedia)

新撰組です。

会津藩の指揮下にあり、剣の名手がたくさんいた新撰組。

新撰組副長 土方 歳三(Wikipedia)

局長に近藤勇、副長に土方歳三が就任し、京で目を光らせていました。

「御用改め」で反乱分子(幕府から見て)を制圧するだけではなく、諜報活動も非常に力を入れていた新撰組。

会津藩も薩長同盟の雰囲気に気づきます。

薩長が手を
結んだようです。

うむう・・・

予感はしていたものの、実際に「最近まで友好関係にあった」薩摩が敵になります。

さらに薩摩は、当時日本最強の軍隊です。

むう・・・

あの薩摩の強力な武士を
相手にするのか・・・

大いに衝撃を受ける容保。

会津藩士 山川(大蔵)浩(Wikipedia)

山川大蔵よ。

最早、引き返すことは
できんな。

御意。

孝明天皇(Wikipedia)

長州は許さん!

容保よ。
頼むぞ。

ははっ。

孝明天皇は、誠実な松平容保の人柄と会津藩士たちを頼りにしていました。

私めが、
陛下と御所をお守り致します。

山川捨松6歳の1866年、第二次長州征討が始まりました。

大蔵兄さん・・・

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