前回は「山口多聞 37〜逃げ惑う日本空母〜」の話でした。

飛龍の独自行動

なんとか、
早く発艦するのだ!





飛行場、
急げ!
ベスト
尽くしております!



早くするのだ!


自分の判断ミスから発生した非常事態。
草鹿参謀長は飛行場にハッパ掛けて、なんとか事態を収集しようと図ります。



なんとかしろ!
あと少し
・・・・
あと少し
お待ちを!





山口司令。
空母がまとまりすぎです。



大変
危険です。



飛龍は、
少し距離を取ります。





操艦は任せた!



面舵一杯!
輪形陣を組んでいた日本の四空母のうち、飛龍のみ距離を取ります。
本来、赤城の司令部の命令に従わねばならない飛龍の動き。
この緊急時には、艦長の意思決定が優先されます。



飛龍に
万一の時は・・・
「飛龍と一心同体」の加来艦長。
必死な思いで、飛龍を操艦します。
右前方から魚雷、
向かってくる!



取舵一杯!
回避成功!



うむ・・・
いよいよ発艦へ





なんとか、
もってくれ!
祈るような気持ちの山口司令官。


零戦が懸命に向かってくる米軍機を撃ち落とし、空母を護衛します。


そして、「ただの時間のロス」が続きます。





飛行場!
急げ!
あと五分で、
完了です!



よし!


ちらりと南雲長官をみる草鹿参謀長。
「了解」の手を、少し挙げる南雲長官。



うむ。



各空母へ!



準備出来次第、
全機発艦せよ!



発艦だ!


逃げ惑っていた日本軍の反撃が、いよいよ始まります。
運命の瞬間



すぐに
発艦しろ!
ははっ!
発艦します!



全機発艦せよ!
発艦します!
この時、はるか上空で鈍い鉄の光が見えました。
あれは何だ?


敵機だ!
米軍の急降下爆撃機。


空母の真上から、急降下爆撃機が急降下してきます。
敵機直上!!!!!!
急降下!!!!!!!!!
敵機、
急降下!!!!!!!!!
悲鳴・絶叫・咆哮・叫喚・怒号。
その全てが混ざったような、つんざくような凄まじい声が各空母で上がりました。
撃ち落とせ!
空母を守れ!



!!!!!!!!!!!



!!!!!!!!!!!



!!!!!!!!!!!!!!!!
この瞬間、山口司令官・南雲司令長官・草鹿参謀長は何を思っただろうか。