前回は「来年の中学受験へ|志望校決定へ」でした。
第一志望校が決定している方、ある程度絞り込めている方は「まず志望校の過去問をやってみる」を強くお勧めします。
「えっ、早いでしょう。今やっても解けるはずないでしょう。」とお考えの方もいらっしゃるかも知れません。
それは、お子様自身が「来年の自分」をイメージして理解するためです。
「来年の1〜2月に、自分がどのような問題を解けるようになっていなければならないか」という状況です。

現在、今年の問題と解答速報が出ていますが、解説がありません。
今年の問題は「問題の雰囲気を知って、雰囲気・カラーが合うかどうか」を考えるために取り組みましょう。
現在発売されている過去問題集は、昨年までの出題です。
志望校の過去問をお持ちでないようでしたら、すぐに購入しましょう。
3月末までに過去3年くらいを目処に取り組んでみましょう。
「取り組んでみて、解けなくて当然」というスタンスで、問題と考え方をじっくり学びましょう。
まだ時間に余裕がある今だからこそ「じっくり学ぶ」のです。
そして志望校で出題される問題の方向性・考え方を、しっかり理解する事が大事です。
「過去問は、ある程度力をつけた後に取り組むべき」という考え方もあります。
僕は、早めに目標を明確に理解することは非常に大事だと思います。

有名な孫子の言葉です。

敵を知り
己を知らば
百戦危うからず
まずは自分の目標と「来年の僕(私)」をはっきり・明確に理解しましょう。
全ては、そこから始まります。