思考力を問う問題 9〜江戸と東京〜|中学受験の地理

前回は「思考力を問う問題 8〜「鳴かぬなら・・・」の解答例 2〜」の話でした。

1590年ごろの江戸(新教育紀行)

江戸に領地替えを秀吉から命令され、江戸に向かった徳川家康。

当時の江戸は、現代の東京とは大分異なる地形でした。

当時の地形は「文献などを元にした推測」となり、江戸城の東の方は不明瞭な点があります。

ただし、江戸城周辺に関しては、当時の状況が「概ね分かっている」と考えられます。

現代の東京と比較してみましょう。

現代の東京(新教育紀行)

全然違うね。

別の街と
思ってしまうわ。

東京湾の開発は、戦後の高度成長期に行われた埋め立てなどが多いです。

江戸時代末期には、東京湾の埋立地以外は、ほぼ現代の東京の姿に江戸はなっていました。

上の二つの地図を比較して、考えてみましょう。

地理 1

徳川家康は1590年に領土が東海・甲信地方から、関東に移動します。

そして、拠点を江戸に移します。

江戸に移った家康は、江戸の街づくりを進めます。

下の家康が江戸に入る1590年の江戸と現代の東京の地図を考えてみましょう。

1590年ごろの江戸(新教育紀行)
現代の東京(新教育紀行)

1590年の江戸と現代の東京を比べて、異なる点を説明して下さい。

東京湾の大規模な埋め立ては、戦後に行われたので、「東京湾の埋め立て」は除きます。

地形が全然異なるので、いろいろな違いを考えてみましょう。

大きな違いを三点ほど考えてみると良いでしょう。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次