てこのつり合い〜太さが一様でない棒〜 2|中学受験・理科

前回は「てこのつり合い〜太さが一様でない棒〜 1」の話でした。

Bをゆっくり「はかり」で、ゆっくり引き上げて、棒が水平になりました。

A,Bの「はかり」の重りは、それぞれ何gになっているでしょうか。

「引き上げ始めたから、ずっと釣り合っている状態を保っている」のです。

そのため、棒が水平になった時も、引き上げ始めた時と「同じ状況」になっています。

確かに、ずっと「釣り合っている」状態だから、
こうなるわ。

でも、「釣り合わなかった」時も
あるんじゃないの?

そうだわ。
「ずっと釣り合っている」保証はないわ。

非常に大事なポイントに気付きましたね。

「釣り合っていない時もあるかも」と考える姿勢は、非常に大事です。

今回は、「釣り合いが保っているように、ゆっくり引き上げた」ので、ずっと釣り合っています。

そう言われると、そうかも。

このイメージは、物理的なので難しいかもしれませんが、「そういえば、そうかも」くらいでも良いでしょう。

今度は、右側の「B点にはかりがある状態」で、A点に「はかり」を設置して、ゆっくり引き上げてみましょう。

どうなるか、イメージしてみましょう。

さっきのAの時と、同じ感じではないかしら。

A点は、「棒の残りの重さ」と「机からの力」で釣り合っていたので、引き上げた直後の重さは(①-180)gですね。

ゆっくり引き上げてみましょう。

さっきと、似ているね。

そうですね。

理科では、似ているところに注目することは、大事です。

ゆっくり引き上げている間、ずっと釣り合っています。

すると、A,Bの「はかり」の重さも分かりますね。

A、B、それぞれをゆっくり引き上げて、考えてみました。

これで、最初の問題に戻って、「棒の重さ」は分かりますか。

少し考えてみましょう。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次