前回は「てこのつり合い〜太さが一様でない棒〜 1」の話でした。

Bをゆっくり「はかり」で、ゆっくり引き上げて、棒が水平になりました。
A,Bの「はかり」の重りは、それぞれ何gになっているでしょうか。

「引き上げ始めたから、ずっと釣り合っている状態を保っている」のです。
そのため、棒が水平になった時も、引き上げ始めた時と「同じ状況」になっています。
確かに、ずっと「釣り合っている」状態だから、
こうなるわ。
でも、「釣り合わなかった」時も
あるんじゃないの?
そうだわ。
「ずっと釣り合っている」保証はないわ。
非常に大事なポイントに気付きましたね。
「釣り合っていない時もあるかも」と考える姿勢は、非常に大事です。
今回は、「釣り合いが保っているように、ゆっくり引き上げた」ので、ずっと釣り合っています。
そう言われると、そうかも。
このイメージは、物理的なので難しいかもしれませんが、「そういえば、そうかも」くらいでも良いでしょう。

今度は、右側の「B点にはかりがある状態」で、A点に「はかり」を設置して、ゆっくり引き上げてみましょう。
どうなるか、イメージしてみましょう。
さっきのAの時と、同じ感じではないかしら。

A点は、「棒の残りの重さ」と「机からの力」で釣り合っていたので、引き上げた直後の重さは(①-180)gですね。
ゆっくり引き上げてみましょう。

さっきと、似ているね。
そうですね。
理科では、似ているところに注目することは、大事です。

ゆっくり引き上げている間、ずっと釣り合っています。

すると、A,Bの「はかり」の重さも分かりますね。
A、B、それぞれをゆっくり引き上げて、考えてみました。
これで、最初の問題に戻って、「棒の重さ」は分かりますか。
少し考えてみましょう。
