前回は「『少し出遅れているかな』と感じた時の学び方 2」の話でした。
初めて通う「学習指導会」での高橋塾長の「武蔵特訓」開始しました!
食塩水の問題。
食塩の量を計算していた僕は時間切れで、「はい!終わり〜!」と高橋塾長。
みんな終わってそうです。
塾長は言いました。
「みんな!これは大丈夫だね!てんびん算だね!」と。
「えっ、てんびん算ってなに?」と僕。
・・・・・
周りの子たちは、「そうそう。」という顔でニコニコしています。
一緒に行ったHくんも、「当然でしょ!」みたいな感じ。
みんなが「当然!」と思っている「てんびん算」
僕は、名前すら知らなかったのでした。
そして、高橋塾長がスラスラとてんびんを描いて、鮮やかに解きます。
「あれっ?食塩の量計算しなくていいの?」と僕。
しかも「みんなこれは大丈夫」って、僕はできてないけど・・・・・

こういう風に「衝撃を受けたこと」というのは、年月経っても結構覚えているものです。
自分でも、もう33年前のことを「よく覚えているな」と思います。
この時は、本当に衝撃というか「なんとも言えない悔しい思い」をしたものです。
「みんなが知っている考え方を、知ってすらいなかった」という事実。
この時の衝撃があったので、(新)教育紀行の初期に「てんびん算」の話をご紹介しました。
「出遅れている」どころではなく「とんでもなく出遅れている」ことをハッキリ認識した僕は、その日帰って、すぐに「てんびん算」を復習。
ノートに「これ大事」みたいな大きなシールを貼って、「これをしっかり理解するんだ!」と胸に刻んで、理解に努めました。
このように、当初は「大きく出遅れていた僕」でしたが、一つ一つきちんと理解することをしっかりやりました。
強豪ばかりの中「明らかに見劣りしていた」僕でしたが、少しずつ理解をすることを着実に行い、少しずつ分かるようになってきました。
新6年生となり、少し焦っているお子様・親御様がもしいらっしゃいましたら、ぜひ「一つ一つしっかり理解して前進する」ことを着実にやってみましょう。
少しずつ理解が進み、分かるようになり、少しずつ算数も楽しくなるでしょう。
「一つ一つ理解」して、お友達に「これは、こうなんだよ!」と説明できるくらいになりましょう。
説明するのは、結構大変です。
実際に説明はしなくても良いですが、「説明できること」を目指すと「きちんと理解しよう」と言う気持ち・心構えがはっきりします。
それを目指して「完璧目指して」理解しましょう。
最終的に「試験当日にできれば良い」のです。
焦らずにやってみましょう。