中学受験の受験勉強期間・姿勢 2〜中学受験本格スタート・専門コースへ・初めての通常の専門コースへ・ドキドキとワクワクの交錯の中の不安・塾で受けた衝撃・「自分が遅れている」と実感・「挽回して合格する」姿勢・受験は長距離走〜|中学受験

前回は「中学受験の受験勉強期間・姿勢 1 〜いつから塾へ行くのが良いか・スタートダッシュの時期・中学受験を意識し始めた頃・日曜教室・「間に合わない」ではなく「挽回・合格すれば良い」のポジティブな気持ち〜」の話でした。

目次

中学受験本格スタート:専門コースへ

武蔵中学・高校の「すすぎ川」(新教育紀行)

小学校4年生から、四谷大塚の日曜教室に通い出した僕。

小学校と全然違って、
面白いところもある・・・

毎週テストは「とても嫌」でしたが、新しい友達も出来て、楽しい面もあります。

小学校5年生くらいまでは、「テスト」ですが、「課外活動」のような雰囲気でした。

そして、いよいよ小学校5年生(新小学校6年生)の2月のこと。

受験一年前にして、武蔵中に最も多く合格者を出していた学習指導会に入塾しました。

決戦は
一年後!

ここから頑張って、
一気に挽回だ!

ついに「本格的に中学受験スタート」となり、スタートダッシュします。

そして、いよいよ学習指導会の通常講座「武蔵特訓」に向かう僕。

「武蔵に合格するため」の専門コースです。

新小学校6年生の2月で、前の年の「お兄さん」たちが受験を迎えた直後です。

講習には参加したことがあるものの、やはり「新しいところ」に行くのは誰しも緊張します。

塾って、
どんな感じなのかな?

小学校のクラスメートの受験仲間Hくんが、学習指導会の「武蔵特訓」に行っていました。

そこで、初日は彼に一緒に行ってもらうように依頼しました。

あのさ、今度から「武蔵特訓」入るんだけど、
初日に一緒に行かない?

ああ、
いいよ!

快諾してくれた彼。

最寄駅の改札口で待ち合わせます。

ちょっと早く着いた僕が待っていると、

お〜い!

と、彼が走って来てくれました。

学校の友人が一緒に行ってくれるのは、本当に心強いです。

初めての通常の専門コースへ:ドキドキとワクワクの交錯の中の不安

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Hくんと一緒に電車に乗って、学習指導会の教室に向かいます。

「武蔵特訓」って
どんな感じなの?

「特訓」だから、
大変なのかな?

「武蔵特訓」コースは、僕が入る新小学校6年生2月が「スタート」です。

実は、その前に「武蔵特訓」につながるコースに入っていたHくん。

つまり「クラスが継続している」ので、状況をよく知っています。

別に「特訓」という
感じではないよ。

スパルタ教育ではないし、
指導会は先生も友達も楽しいよ。

「ビシバシしごかれるイメージ」だった僕は、一安心。

楽しいのは、
いいね!

それでも、ちょっと緊張します。

「講習」という「数日間だけ」ではなく、初めての通常の専門コースです。

ドキドキとワクワクが交錯する中、不安がよぎります。

教室に入って、一番奥の部屋が「武蔵特訓」の部屋でした。

途中に「女の子ばかり」の「桜蔭・女子学院コース」があったように思います。

あっ、
みんないるね!

直前の冬期講習で、見たことある人たちがたくさんいます。

講習と
同じ感じだよ。

当時、学習指導会の高橋塾長は、武蔵卒で「武蔵を知り尽くした」方です。

大変優秀で「教え方が非常にうまい」と極めて高い評判でした。

思い出すと、懐かしいです。

塾で受けた衝撃:「自分が遅れている」と実感

武蔵中学・高校の校舎(新教育紀行)

塾長には習ったことがない僕。

緊張して着席して待っていると、高橋塾長が登場しました。

みんな、一年後だよ!
頑張ってやろう!

みたいなことを言ったと思います。

では、
早速始めよう!

と最初の問題。

実は、今でも覚えています。

覚えている理由は、後でご紹介します。

第一問!

食塩水の問題でした。

3つの食塩水を混ぜる問題だったと思います。

ああ、
あれか!

と僕は勇んで取り掛かります。

食塩水Aの食塩の
量は・・・

ガリガリ食塩の量を計算していると・・・・・

はい!
終わり〜!

と高橋塾長の掛け声。

あれっ。
まだ終わってない・・・・・

周囲の子たちを見ると、だいたいみんな終わってそうです。

みんな計算が
早いな。

ちらりと横を見ると、Hくんも終わってそうで、ゆったりしています。

あれ、みんな
すごく出来るな・・・

と衝撃を受けた僕でしたが、もっと大きな衝撃がありました。

「挽回して合格する」姿勢:受験は長距離走

この「大きな衝撃」の具体的内容は、次回にご紹介します。

この「具体的内容」は、僕自身が感じた「実話」です。

そして、様々な方が「衝撃を受ける」かもしれない中学受験・高校受験・大学受験。

そうした衝撃・ショックを受けると、

私、すごく
出遅れている・・・

志望校合格は、
無理なのかしら・・・

と誰しも不安になるでしょう。

それでも、「試験当日までは、まだまだ時間がある」のが現実です。

北京オリンピック:100m走(Wikipedia)

徒競走で遅れていても、挽回して「上位でゴールする方」がいます。

場合によっては、小学校の運動会の徒競走で、途中「6人中ビリ」の方が3位に浮上することもあります。

徒競走でも受験でも「勝負事」は、「上を目指す姿勢」が大事です。

「トップを目指す姿勢」が最も良いでしょう。

一方で、「合格すること」が目標であり、「合格すれば良い」姿勢もあるでしょう。

仮に、受験生の間、「少し出遅れて、判定・偏差値等が志望校に届かない」とき。

徒競走の如く、挽回して「最後には合格できれば良い」という考えが良いでしょう。

そして、受験は短距離走ではなく長距離走です。

中学受験〜大学受験、いずれの方にしても、「受験までは、まだまだ日がある」でしょう。

わずか数秒で終わる短距離走とは、根本的に異なる「長距離走:受験」。

そこでは、「負けない気持ち」と「挽回して、最後には合格ラインに飛び込む」気持ちが大事です。

とにかく、

最後の最後でも、
志願者の上位に食い込んで、合格者の一人に!

と思いましょう。

「今からで可能か?」とか「遅いか、遅くないか」という議論は別です。

「これから挽回!」の気持ちをはっきり持つ方が、最後に「合格者の一員」となるのでしょう。

新教育紀行

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