前回は「難問の図形問題のコツ・ポイント〜未知数への姿勢・ケーキやピザをイメージ・もっと大雑把に考える・分かる長さを考える・問題 11(5)解法B〜」の話でした。
問題 12
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/ms12_101m-1024x683.jpg)
文章題の攻略:状況を図や絵に描いて整理
この食塩水の問題を考えてみます。
少し長い文章題です。
食塩水が3つも
あると、難しい・・・
食塩水2つなら、
たくさん問題やったし、出来そうだけど・・・
食塩水の問題に限らず、文章題の文章が長くなると「難しく感じる」ことが多いです。
「文章が長いと難しく感じる」理由は、いくつかあります。
・文章の内容を理解することが大変
・いくつかの量や長さが登場するので、混乱することがある
そこで、まず文章題を読んだら、しっかり理解することを最優先しましょう。
「しっかり理解」って、
何回か読むこと?
「文章題は2回は読む」って
習ったけど・・・
「2回読む」のも良いですが、簡単で良いので絵や図に表現すると良いでしょう。
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/ms12_701m-1024x683.jpg)
今回の問題は上の図のようになります。
こうやって
整理すると分かりやすいね!
でも、この図を描くのに
時間がかかってしまうけど・・・
確かに「絵や図を描く」のには時間がかかります。
時間がかかりますが、状況をしっかり理解することは問題を解く第一歩です。
そして、文章題に書かれている大事な量・長さなどを「見落とさない」姿勢が大事です。
・状況を簡単な絵や図に描く
・状況をしっかり理解することが解く第一歩
・大事な量・長さなどを見落とさない
確かに、問題解いていて
分からなくなったけど・・・
後で「問題文に書いてあること」に
気づかなかったことがあった・・・
文章題の作成者は、
必要な量や長さなどの情報を
何にして、どのように表現しようか・・・
を一生懸命考えています。
問題を解くために必要な量・長さなどは、「必要な数」があります。
この「必要な数」に足りないと「問題が解けない」可能性があります。
また、問題を解くために必要な量・長さなどが「多い」と問題が易しくなる傾向があります。
そこで、文章題の作成者は、
この問題の説明文をどのように
記載するのが最も適切か・・・
ここはこういうふうに記載すると、
「考える力」が問えそうだ・・・
色々と考えて問題を作成しています。
まずは、「問題を理解するための簡単な図・絵を描く」ことは大事です。
食塩と「混ぜて半分」の算数的意味:状況を算数的視点で考える
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/ms12_103ms-1024x683.jpg)
この問題で少し変わっているのは「食塩水だけでなく、食塩」が登場することです。
「〜%の食塩水」なら
分かるけど・・・
食塩って、
食塩水じゃないの?
算数の問題は「状況を算数的視点で考える」ことが大事です。
「食塩」の意味を算数的視点で考えましょう。
そして、今回は「混ぜて半分にする」が登場します。
「混ぜて半分」って、
困る・・・
混ぜたら食塩水が
分からないから、それを半分って・・・
少し難しいですが「何を、どのように考えるのか」をじっくり考えましょう。
「混ぜて半分」の意味をしっかり考えましょう。
そして、「途中で、食塩水を加える」ことが多い食塩水の問題。
ここでは、食塩と水を加えています。
その意味もまた、考えてみましょう。
次回は下記リンクです。