文章題のてんびん算のコツ・ポイント〜3つのてんびん算・食塩水を混ぜる・状況を図や絵に描いて整理・食塩と「混ぜて半分」の算数的意味・状況を算数的視点で考える・問題 12〜|中学受験・算数実践76

前回は「難問の図形問題のコツ・ポイント〜未知数への姿勢・ケーキやピザをイメージ・もっと大雑把に考える・分かる長さを考える・問題 11(5)解法B〜」の話でした。

目次

問題 12

てんびん算の考え方(新教育紀行)

文章題の攻略:状況を図や絵に描いて整理

この食塩水の問題を考えてみます。

少し長い文章題です。

食塩水が3つも
あると、難しい・・・

食塩水2つなら、
たくさん問題やったし、出来そうだけど・・・

食塩水の問題に限らず、文章題の文章が長くなると「難しく感じる」ことが多いです。

「文章が長いと難しく感じる」理由は、いくつかあります。

文章が長い文章題を難しく感じる理由

・文章の内容を理解することが大変

・いくつかの量や長さが登場するので、混乱することがある

そこで、まず文章題を読んだら、しっかり理解することを最優先しましょう。

「しっかり理解」って、
何回か読むこと?

「文章題は2回は読む」って
習ったけど・・・

「2回読む」のも良いですが、簡単で良いので絵や図に表現すると良いでしょう。

てんびん算の考え方(新教育紀行)

今回の問題は上の図のようになります。

こうやって
整理すると分かりやすいね!

でも、この図を描くのに
時間がかかってしまうけど・・・

確かに「絵や図を描く」のには時間がかかります。

時間がかかりますが、状況をしっかり理解することは問題を解く第一歩です。

そして、文章題に書かれている大事な量・長さなどを「見落とさない」姿勢が大事です。

文章が長い文章題の考え方

・状況を簡単な絵や図に描く

・状況をしっかり理解することが解く第一歩

・大事な量・長さなどを見落とさない

確かに、問題解いていて
分からなくなったけど・・・

後で「問題文に書いてあること」に
気づかなかったことがあった・・・

文章題の作成者は、

必要な量や長さなどの情報を
何にして、どのように表現しようか・・・

を一生懸命考えています。

問題を解くために必要な量・長さなどは、「必要な数」があります。

この「必要な数」に足りないと「問題が解けない」可能性があります。

また、問題を解くために必要な量・長さなどが「多い」と問題が易しくなる傾向があります。

そこで、文章題の作成者は、

この問題の説明文をどのように
記載するのが最も適切か・・・

ここはこういうふうに記載すると、
「考える力」が問えそうだ・・・

色々と考えて問題を作成しています。

まずは、「問題を理解するための簡単な図・絵を描く」ことは大事です。

食塩と「混ぜて半分」の算数的意味:状況を算数的視点で考える

てんびん算の考え方(新教育紀行)

この問題で少し変わっているのは「食塩水だけでなく、食塩」が登場することです。

「〜%の食塩水」なら
分かるけど・・・

食塩って、
食塩水じゃないの?

算数の問題は「状況を算数的視点で考える」ことが大事です。

「食塩」の意味を算数的視点で考えましょう。

そして、今回は「混ぜて半分にする」が登場します。

「混ぜて半分」って、
困る・・・

混ぜたら食塩水が
分からないから、それを半分って・・・

少し難しいですが「何を、どのように考えるのか」をじっくり考えましょう。

「混ぜて半分」の意味をしっかり考えましょう。

そして、「途中で、食塩水を加える」ことが多い食塩水の問題。

ここでは、食塩と水を加えています。

その意味もまた、考えてみましょう。

新教育紀行

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